内容的には王道をひた走るストーリーと展開ですが、全体の流れのテンポが良く、第2話にある心臓の音を表現した「とっとん」や足音を表現した「ゾック」など、独特なリズムの擬音がいい味を出していると思います。
良くある異世界転生といえばそうなんですが、だからこそ作者様の技量が味わえるのではないかと思います。内容はあらすじに詳しいのでそちらにお任せしまして。この作品の魅力は主人公の会話のテンポではないかと思います。本人達は深刻ですが、軽快にさせる主人公のセリフに数々に貴方もクスリと笑ってしまうはずです。