第二編

あなたは何を信じますか。

世界ですか。

社会ですか。

家族ですか。

自分ですか。

それとも私ですか。



あなたの知る私は本当に私ですか。

好きな場所。

好きなもの。

好きな人。

あなたは私の何を知って、

何をもって私を信じるのですか。



甘美な言葉に騙されてはいませんか。

耽美な言葉に騙されてはいませんか。

唯美ゆいびな言葉に騙されてはいませんか。



私は常に変わりはしない。

唯一不変の存在です。

だから、私はあなたのことなどどうでもよいのです。



今、私がここにいて。

今、あなたがそこにいる。

ただ、それだけ。

それだけのことなのに。

あなたは私を信じるというのですか。



どこにいようと、何をしようと構いません。

あなたが私を信じるというのであれば、

私もあなたを信じてみましょう。



永遠に。

永遠に。

永遠に。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る