第30話 登場人物とその他設定


現時点での情報をまとめました。少しネタバレもありますが、物語に差し支えはありません。参考までに、どうぞ。興味のない方は読まなくとも、大丈夫です。


◇主要登場人物


ユリア(男性)

年齢:15歳

性格:誰にでも優しい性格だが、優柔不断でもある。だが今回の襲撃を機に、非情な面も持つようになる。

容姿:身長は170センチより少し高い程度。髪は真っ白で長髪。全体的に細い印象。

プロフィール:主人公。黄昏に追放され二年間そこで彷徨うも、何とか生き抜く。その経験などから最年少の特級対魔師として抜擢される。黄昏症候群トワイライトシンドロームはレベル5だが、現時点で人類最高値。戦闘スタイルは近接特化。魔眼も有している。武器はナイフを幻影魔法で伸ばして使っている。名称は不可視刀剣インヴィジブルブレード。半径5メートル以内の戦闘ならば、特級対魔師の中でも現時点で最強格。


シェリー(女性)

年齢:15歳

性格:明るいが、どこか高飛車なところもある。だがユリアとの出会いで、高飛車な面は緩和されている。ただ少し天邪鬼な部分もあったりする

容姿:金髪碧眼。身長は160センチ後半。髪は長髪で基本的にはまとめている。プロポーションはかなりいい。

プロフィール:一級対魔師の中でもかなりの実力を持つ。ただしユリアに出会うまではその実力に過剰な自信を持っていた。しかし、彼と出会い謙虚になることを覚える。ユリアのことは尊敬しており、憧れてもいる。武器はブロードソード。


ソフィア(女性)

年齢:15歳

性格:大雑把で明け透けのない性格。ただし目的のためには手段を選ばない非常な面もある。

容姿:身長は160センチ前半。青みがかった髪が特徴。長さはセミロング。プロポーションは平均的。

プロフィール:ユリアを無理やり特級対魔師にしようとしたりなど、目的のために手段を選ばない。ただし、それは彼女の過去が関係あり……基本的には明るいムードメーカー的存在。武器はブロードソード。ただし、魔法を主に使う。




◇特級対魔師


序列1位 サイラス(男性)

年齢:29歳

性格:優しく、誰にでも気配りができる紳士。ただし、伝達事項を言うのをよく忘れる。重要なことはしっかりとするが、些事は結構適当。人が困っているのを見ると少し嬉しいらしいが……。

容姿:身長は170センチ半ば。黒髪長髪で三つ編みにしている。体はかなり細い。

プロフィール:序列第一位であり、人類最強の男。武器はワイヤー。また魔法もかなり優れている。黄昏症候群トワイライトシンドロームはレベル5。


序列2位 現時点では不明(女性)


序列3位 ギル(男性)

年齢:40歳

性格:大らかで、頼れる兄貴分という感じ。世話焼きでもある。

容姿:身長は180センチ後半。黒髪短髪で髭を蓄えている。とりあえず筋肉こそ最強と考えているので、特級対魔師の中でも一番の筋肉を持つ。

プロフィール:ソフィアの父。基本的に大らかだが、魔族、魔物に対しては非情。第七城塞都市にいる、嫁と娘をいつも心配している。だがいつも軍では別の都市担当で文句を言っている。武器はバスタードソード。魔法は身体強化がメイン。また視覚に特化した特異能力エクストラを持っている。黄昏症候群トワイライトシンドロームはレベル5。


序列4位 ロイ(男性)

年齢:20歳

性格:攻撃的。誰に対しても高圧的に接する。ただ、認めた相手にはそれなりの対応をする。

容姿:身長は170センチ後半。いつもサングラスをしている。髪はブリーチをし、その上から様々な色を乗せている。本人曰く、それがロックらしい。 

プロフィール:誰にでも攻撃的だが、戦闘能力はピカイチ。序列4位だが、20歳という若さでこの地位は異例。最近はユリアのことが強さ的な意味で気になっているらしい。黄昏症候群トワイライトシンドロームはレベル5。


序列5位 デリック(男性)

年齢:32歳

性格:穏やかに見えるが、人をからかうのが好きな性格。エイラをよくからかうので、嫌われているもそれも楽しんでいる。

容姿:身長は180センチ後半。髪は茶髪かつ短めで、中性的な容姿をしている。

プロフィール:特級対魔師の中でも一番知性が高い。ただし戦闘技能がないわけではない。黄昏症候群トワイライトシンドロームはレベル5。


序列7位 クローディア(女性)

年齢:27歳

性格:誰にでも優しいお姉さん(自称)。ただし魔物に対しては容赦なく、言葉遣いが悪くなる面も……。

容姿:身長は170センチ前半。金髪で胸まである髪を縦ロールにしている。プロポーションは作中でも最高峰。

プロフィール:基本的に世話焼きで、ずっと婚活をしているお姉さん。ただ特級対魔師という肩書きと、愛が重すぎるという理由で結婚できないらしい。最近は年上よりも年下がいいと思い始めているらしいが……? 黄昏症候群トワイライトシンドロームは異例の0。全く発現していない、特級対魔師の中でも稀な存在。


序列8位 現時点では不明(女性)

序列9位 現時点では不明(男性)

序列10位 現時点では不明(女性)

序列11位 現時点では不明(男性)


序列12位 エイラ(女性)

年齢:17歳

性格:いい意味でも、悪い意味でも、裏表がない。

容姿:身長は150センチ前半。桃色の長髪をツインテールにしている。プロポーションは……本人は気にしていないと虚勢を張っているが、色々と努力している。特に胸はもう少し欲しいらしい。

プロフィール:第一城塞都市の対魔学院の六年。最近はユリアという良い後輩ができて喜んでいる。というのも、エイラは友人はほぼいなく、周りに小さいことでバカにされてきたため。特級対魔師になってもそれは変わりなかった。そのため、ユリアにはとても感謝しているらしいが……それを言葉にはしない。武器はナイフを持っているが護身用。基本的には魔法を使う。二つ名は『氷結の魔女』。黄昏症候群トワイライトシンドロームはレベル5。


序列13位 ユリア(上記参照)


◇その他


リアーヌ(女性)

年齢:15歳

性格:穏やかな性格だが、言うことははっきりと言う。

容姿:身長は150センチ後半。白金の髪で、長さはセミロング。プロポーションは良い。

プロフィール:第三王女。ただし王族の中でも結界の維持はしていない。黄昏の濃度を感じ取る特異能力エクストラを持つ。ただしユリアとは違い視覚ではなく、感覚的に認識している。



◇魔法について

魔法は魔素をイメージを通じて、世界に具現化するもの。種類は大まかに二つに分けられる。四大属性魔法と系統外魔法である。


四大属性魔法→火、氷、水、雷

系統外魔法→光、闇、無属性(回復、身体強化、幻影魔法、結界、特異能力エクストラなど)


また性別により魔法の適性も変わる。女性は魔法に対する適性が高い(特に四大属性)傾向にある。男性は身体強化などに適性が高い。ただしあくまで傾向な為、例外は存在する。



特異能力エクストラについて

学術名称は、Extra Sensory Perception which comes from magic=魔法から生じる超感覚的知覚。魔法の影響で、特殊な知覚能力を手にいれる個体が人間には存在するも、比較的稀。特異能力エクストラは基本的に五感から派生するものと、第六感的なものが存在する。ユリアが持っているのは視覚に特化した魔眼。リアーヌが持つのは第六感的なものである。



◇世界について

150年前の人魔大戦に敗北して人類は西に逃げ、七つの結界都市築いた。ただしそれと同時に世界は黄昏に支配され、世界は黄昏と闇しか存在しなくなった。この150年の間、魔族との大きな戦争はなかったが、今回の事件を機に再び世界は大きく動き始めた。


◇黄昏について

150年前に魔族に大敗してから現れた謎の現象。人間に有害とされているが、害されない人間もいたり、適応する人間(黄昏症候群トワイライトシンドロームなど)もいたりなどする。また、黄昏には濃度が存在し濃くなればなるほどそこにいる魔族、魔物は強化される。また東に行けば行くほど、濃くなって行く。さらに北と南に位置している第七結界都市と第一結界都市も黄昏が比較的濃い地域。そのため、他の都市と比べて安全区域でも油断はできない。


黄昏は区域によってレベル別に分けられている。それはレベル1から東に進むほどレベルが上がり、最終的にはレベル10まである。危険区域レベル1はでも危険は多く、レベル5までしか人類は進めていないのが現状。ただしユリアは唯一レベル10まで踏破している人類。現在は黄昏の研究も進んでいるが、黄昏症候群トワイライトシンドロームなどに対する特効薬などはない。防護服がある程度。



◇対魔学院

対魔師を育成する機関。軍に入る前の訓練校、士官学校と同じような感じ。六年制であり、卒業時の対魔師のランクに応じて軍属になった際の階級が決まる。ただし、優秀な人材は六年での卒業よりも早く、飛び級と同じ形で対魔軍に昇格される。五級対魔師→四級対魔師→三級対魔師→二級対魔師→一級対魔師→特級対魔師の順にランクは上がる。



◇対魔軍

育成された対魔師が実際に魔族との戦いを行うための組織。黄昏戦闘部、諜報部、司令部、技術開発部、研究部、医療部、憲兵部などが存在する。また特級対魔師の存在は、魔族に対抗できる特別な戦闘力を人類が持っているのだということを人々に示す意味合いもある。兵器で言うと、戦略兵器、戦術兵器のような立ち位置。


 軍の階級は以下の通り。



 総司令官→元帥


 士官→大将>中将>少将>大佐>中佐>少佐>大尉>中尉>少尉


 准士官→准尉


 下士官→兵曹長>曹長>軍曹>伍長


 兵→兵長>上等兵>一等兵>二等兵



特級対魔師は、少佐相当。そして一級対魔師は少尉。二級対魔師は、准尉。三級対魔師は伍長。四級対魔師は兵長で、五級対魔師は二等兵。もちろん、功績に応じて階級は上がって行く。また、階級が上がれば対魔師としてのランクも上がるが、特級対魔師は例外。特級対魔師は何よりも純粋な戦闘力が求められるので、少佐になったからといって特級対魔師になれるわけではない。


そして学院卒業時、または卒業しても良いと判断されれば、この基準に合わせて軍人としてのキャリアがスタートする。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る