ここまでのあらすじ…
平凡なサラリーマンの齋藤 陽太は、1人いつもと変わらない真夜中の寝室で過去の自分と対峙していた。
忙しさと仕事にかまけて大人になってから過去を振り返ってこなかった。
あまりにも突然鮮明に思い出したあの頃…。
アルバムを開きそこからまるで散る桜の様に舞い落ちた1枚の写真。
かつていわゆる一番の「青春時代」を過ごした高校時代の記憶が蘇る。
男女共学の市立桜見高校に入学した齋藤 陽太は、入学初日に桜の木の下で美術部志望の同級生「野木 美月」と出会った。
自分とは正反対でありどこか近い存在の彼女の雰囲気や容姿に、一緒に関わる時間が増えていく中でその存在に次第に惹かれていく。
ともに過ごしてきた高校生活の2年間。
彼女への思いは日に日に増し、高2の修学旅行でその思いが確信へと変わった。
美月をただの友人ではなく「護りたい存在」であるということに気付き、それはすなわち「好き」という感情であると感じた陽太。
この想いは果たして本当に”好き”という感情なのか。
そしてこの想いは、このまま変わらずに彼女へ繋がるのか。
陽太の想いは、いつか訪れるそれぞれの道を進むその時まで、”好き”という言葉の難しさとぶつかり合っていく。
今までとは違う形で揺れ動き始めるそれぞれの心。
そして、何故今頃あの時の自分とまた出逢ったのか。
青春の物語と一筋の想いが、ここからまた動き出す。
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