第8話 ラマニア姫の覚悟
部屋に戻った俺が最初にした事。
それは、
やはり俺もスマホに親しみすぎた現代っ子、新しい機種を手にしたら一通り試してみたくなる。
そう思って色々操作してみたのだけど………どうしてもこっちの世界の文字が読めないせいで、いまいち操作が飲み込めない。
これは当分は電話としてしか使い道が無いかもな。
そうだ、せっかくだからラマニアに通話の仕方だけ教えてもらいに行こう。
当面の俺の通話相手なんてラマニアくらいだろうし。
そう思い、俺はラマニアの部屋を
使用人さんにラマニアの部屋の場所を聞き、扉の前までやって来た。
こっちの世界でも部屋を訪ねる時はノックでいいんだよな?
そんな事を考えながら、とりあえずラマニアの部屋の扉をノックしようとしたその時………
「んっ………くぅ、ん………はっ」
部屋の中から
よく見ると扉が
俺は扉の隙間からそっと中を
すると、室内にいたのはラマニア一人。
ラマニアは『
そしてそのラマニアの『
いや、形はよく似ているが、その太さと長さは俺の『
「き……つ……い………!んあああっ!!」
ラマニアは一体、何をしているんだ?
見た感じ苦しそうだし………声をかけるか?
そう思った時……
「待て。邪魔はするでない」
「ヴィアンテ様?」
俺の耳元でミニサイズのヴィアンテ様が
「あれはラマニアの自主訓練だ。先の
言われて俺は、初めてラマニアの『
そういえばラマニアはあの時、初めて見る俺の『
そうだ、ラマニアの『
「思い出したか?あの娘もまた、この世界とお主のために、
そ、そうだったのか、ラマニア……。
さっきの食事の時は終始明るくて、そんな素振りは全く見せなかったのに……自分の『
ラマニアは俺の存在に気付く様子もなく、ひたすらに
「わ……私…が、もっと、頑張らなきゃ!この……『
俺はそのままラマニアの部屋の扉をそっと閉め、自分の部屋に戻った。
そうだ、ラマニアはこの世界、この国のお姫様だ。
俺よりも遥かに強い責任感で
ならばせめて俺も、もっと真剣に、もっと強い気持ちで彼女と
部屋に戻った俺は、ある変化に気付いた。
それは、ラマニアの強い覚悟を目撃したせいか、それとも先ほどの食事が効いてきたからなのか、俺の中の
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