第7話 聖力回復料理
ここはサンブルク王城の食堂。
この城に来て初めてのまともな食事だ。
「リン様、ヴィアンテ様から伺った
「うん、ありがとう」
仮にもお城で出される料理だ、味の心配は無いだろう。
だが、「
しかし次々と運ばれてくる料理はどれも、意外とこってりとした見た目のものばかりだった。
「リン様、こちらの料理は………」
新しい料理が来るたびにラマニアが解説してくれていたが、こっちの世界の食材(動物や野菜)の名前を言われても全くわからないので、ほとんど聞き流していた。
今日のところは純粋に見た目と味だけで異世界の料理を楽しもうと思う。
ええっと、まずこれは肉だな?食べた感じは豚肉に似てる気がする。
それからこれは……白身の魚かな?食べてみると………あっ、意外と
それと、これは見たまんま卵料理だと思う………何の卵かはわからないけど。
あと、この白くて
あ、この貝って
これだけ色々食べてて気づいたけど、どの料理にも結構な割合で同じ香辛料が使われてる気がするんだよな………この香りは………にんにく?
こうして自分なりにあれこれ想像しながら食べてみると、やはり食材も俺の世界のものとそんなに違わないのかもしれない。
ちょっと息がにんにく臭くなった気もするけど、胃袋も満たされ、先ほどまで感じていた疲労感もかなり薄れてきたように思う。
ラマニアは「まだまだあります!」と料理を
あとは部屋でゆっくり体を休めて、
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