銃刀法ナンタラ(汗)

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2012年にヨソに書いたものを転載します。

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このところ、寒さと乾燥のせいで鼻の奥がヒリヒリするので、マスクをして外出してます。

これが、自分でアレほどまでにヒヤリとする事態になろうとは。。。


わたくし、年末はある特別な料理をするために、いつもの切れなくなってる包丁(研ごう研ごうと思って3年くらい経過)では心もとないと思っていたところ、ひょんなことから、ある人によく切れる包丁を借りられることになり、借りてました。

それを今日、返すべく、バッグに入れてました。


その包丁はその人にとっては使ってないスペアらしく、お店に売ってた時のままのパッケージに入っていたので、私も、元通りパッケージに戻して持ち運んでいたのだけど、それは透明なプラスチックのケースで刃の部分だけを覆う形になっていて、つまり、柄の部分はナマのまま露出してました。全体のサイズは、普通の家庭用のもの。

パッケージし直して、横着にも、そのままバッグに入れたのだけど、確かに、バッグの幅ギリギリな長さだったかも。


電車の中でも、何かヘンだ、とは思った。


そして、今日の私の最初の行き先は、銀行だった。


銀行近くで、銀行のエントランスで、列に並んでる時などなども、なぜか、人の意味ありげな視線を感じる。


え?なに?ナニ!?

マスクしてるのがおかしい??

いや、このお気に入りのピンクのマスクは時々するけど、こんなにも人に見られたことはない。


そして、私の番が来て、脇に挟むような形で肩にかけていたバッグを手前に下ろして、ギョギョッと目ん玉飛び出しました。。。


つまり、私の脇の下から背中の方へと携えられていたそのバッグのオープンな口から、ニョッキリと、誰が見ても包丁とわかる柄の部分だけが突き出してるじゃあ、あ~りませんか!!


いや~ん。

ちゃんと中に押し込んだつもりが、持ち歩いてるうちにズリズリとせり出して来たのだわ。


それで、あのマスク姿……そりゃあね、見るね。。。


なんか、マジで自分でも背筋が凍ったゾ。

警備員とかこっちに向かって来てないよね!?と、とっさに銀行の窓口の方を見ちゃったし、慌ててバッグに押し戻す時も、恥ずかしさのあまり動揺していた。このようなミョーチキリンな事態に対しては特に平静を装うべきところ、まったく修業が足りてなかった。。。


っていうか、ずっとその状態で歩いて来た、道々を思う。

あやしすぎる。。。

警官とすれ違わなくてよかった~(-。-;)


反面、こんな教訓を得ることは、誰の人生にでもあることじゃない、貴重な体験かも。

皆さん、包丁を持ち歩く時は、ちゃんと全体を包みましょう!!

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