二章 先を見据えて

プロローグから一章のあらすじと登場人物

〜あらすじ〜

 とある事件に巻き込まれた少女は魔王を倒すべく勇者として異世界に召喚された。


 召喚の折に名前を忘れた少女は王国の王子“アスラン”にシャナンという名前を授けられる。勇者“シャナン”は魔王を倒して元の世界に帰るべく、一年間の訓練を経て旅立ちの時を迎えた。


 旅立つシャナンを助けるために“トーマス”、“ルディ”、“セシル”に“カタリナ”と若き四人組が供回りに選ばれる。一行は力を付けるためにオカバコの街にあるフォレストダンジョンに向かう。だが、ダンジョンでは魔族と思われる魔王の眷属が暗躍し、何やらキナ臭い事態になりつつあった。


 事態を捨て置けないと街の冒険者組合が魔族の企みを調査するため、調査隊を編成する。シャナンは勇者である義務感から何か協力できないかと調査隊への参画を願い入れる。


 しかし、シャナンの能力では調査隊には力不足……かに見えたが……



〜登場人物〜

“勇者” シャナン

 召喚されし勇者の少女。心根が優しく争いごとがあまり好きではない。勇者特有のスキルを幾つか持つ。


“王子” アスラン

 王国の王子。シャナンのよき理解者。


”教育係“ カイン、アベル

 シャナンの教育係。王国の騎馬隊隊長


”重戦士“ トーマス

 四人の供回りのリーダー格。理想に燃える若者


”魔法剣士“ ルディ

 口が悪く思慮が浅そうに見えるが、魔法と剣を両方扱える万能な魔法剣士


”弓使い“ セシル

 元冒険者の娘。思ったことをズバズバ言う。四人の供回りの中で一番戦闘経験がある。


”魔法使い“ カタリナ

 元文官の魔法使い。炎の魔法が得意。


”組合長“ ジェガン

 冒険者組合の組合長。厳つい見た目とは裏腹に結構いい人


”組合の魔法使い“ サラ

 冒険者組合の魔法使いの一人。補助魔法が得意


〜用語〜

“オカバコの街”

 交通の要所で流通で栄えている街。近くに初心者向けのフォレストダンジョンがある。


“フォレストダンジョン”

 初心者向けのダンジョン


“勇者”

 異世界から召喚された強力な能力を持つ人間


“魔族”

 魔王の眷属。一族の仇には執念深く復讐する。


“スキル”

 個人が持つ特性


”魔法“

 世界の理の力を使って放つ超常現象


”明日への希望“

 シャナンが持つ勇者のスキル


”明日への絶望“

 シャナンが持つ絶望を引き起こすスキル


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