第8話【それは少女の小さな思い出】(1)
彼女の手のひらをライトの明かりで照らすとそこにあったのは【馬に乗る勇敢な1人の戦士像】だった。
小さいながら細部まで繊細に造られており、技術力の高さを垣間見る。
「へへへっ」と顔中に埃を被りながら笑う彼女にどこか元気づけられている気がした。
「探し物はその小さな物で間違いないの?」
僕がそういうと、古びた【書物】を1冊小脇に抱え、小さく頷き部屋を出ることにした。
少女は、大事そうに【戦士像】を寝室にある燭台の横へ置くと満足そうに眺めていた。
【結末まで残り891文字】
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます