あの、アエロフロート。(1)

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2009年に昔を思い出しながら、ヨソで書いたものを転載します。

この当時は、これが唯一の海外旅行でした(今は、もうちょっと行ってます)。

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わたくしの人生、海外旅行はまだ1回しかしてません。これからもっとする予定だけど。。。


その、栄えある1回目の海外、自分で計画とか手配とかできるはずもなく…それどころか、そもそも行くこと自体が周りに「大胆」と言わしめたものでした。

というのも、人が計画してる旅行に、いきなり「私も行く行く~♪」とくっついて行った迷惑なお荷物だったので。

急きょ加わることになった時点で逆算すると、パスポート取るのにかかる日数に1日の余裕もなかった。そんな、突発的な海外旅行だったのでした。


行きたいと思った理由の第一は、格安チケットを利用して「北回り」(?)とかいう経路で行くので、ギリシャからの帰りに経由するモスクワに2泊3日滞在する、という、その部分に強烈に惹かれたから。というのも、ロシア語を習っていたのと、これを逃したらこの先一生ロシアには行かないかもしれないという気がしたのとで、これは行くしかないでしょう、となったわけです。

まあ、行っといて正解だった。


自分で計画も手配もしてないので記憶がアイマイで、だいぶ経ってからは、周りの誰に訊いても「北回り? 何それ?」みたいに言われるのだけど…とにかく、出発は成田からで、まずモスクワに行き、トランジットで閉じ込められて1泊。その後、ブルガリアのソフィアで中継して(短時間、飛行機を降りて待った。燃料補給か??)、アテネへ。という行程でした。


そして、私たちを運んだのが、かの有名な(悪名高き?)アエロフロートだったのでした。


その時の私は、物心ついてからの飛行機体験自体が、まだ数回目という感じだったので、機体そのものや設備がどうとか、サービスがどうとか、ほかの航空会社と比べるべくもない状態だったのだけど、それでも、「それは明らかにおかしいでしょう。。。」ということがテンコ盛りでした。。。恐るべし。

(※アエロフロートに匹敵するおもろい飛行機がほかにあるのかないのかは、今もってわからない)


で、アエロフロート。

まず、お客の大半がロシア人と思われる(たぶん)。

これが、アエロフロート内の習慣を作り上げているのかどうか断言はできないものの、飛び始めてけっこう早い段階から、通路の後ろの方で、何人かのロシア人らしきお客が床に直に座って、車座状態でカードゲームや酒盛りをしてました。

その宴会?は、一時的なものではなく、食事やなんかの時間を除いて、ずっと続いていたようだった。誰も注意しないし、当たり前の光景としてそこにあった。トイレに行く人が通ると、ちょっとよけたりする。慣れた感じで。

しつこいようだけど、ほかに長時間乗る国際線に乗ったことがないので、こういうのが当たり前なのかどうか知らないけど、普通に考えたら、あり得ない。。。と思いつつ、でも、愉快な気持ちで眺めている自分もいたわけだけど。。。


そして、当時の呼称に従えば「スッチー」の皆さん。

ガタイが良過ぎ。いや、それはいいのだけど、まつ毛に施したマスカラが濃過ぎて針金のよう…というウワサは本当でした。

いや、それもどうでもよくて、それよりもまず、アナウンスがひどい。日本の飛行機の英語のアナウンスも、ネイティブが聞いたらどうなの? っていう感じがあるのかもしれないけど、それにしても、アエロフロートのおねえさんの日本語はまったく聞き取れない。ロシア語はボキャブラリーの関係で理解できないし、唯一、流暢じゃない(ヘタな?)おかげで逆に何とか日本人でも聞き取れたのは、英語のアナウンスでした。


ちなみに、新聞ありますか? のロシア語が通じたりして(なんて、初歩的なんだ…)、そういうのは楽しかったのだが…、向こうから話しかけて来る英語に対してやり取りするのに、ものすごく神経使いました。(各席へのサービスの時は、こちらがアジア人でも日本語は使わないらしい)。


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