第4話

『それじゃあ早速こちらの世界への召喚もとい転送を開始するね~』

「こぶ(頼んだ創造主)」

オデは創造主の間延びいた声を聞きなら静かに息を整える。


『最低限のパス強化しかしていないから10分ほど転送に時間かかるけど、じっとしててね~』

「こぶ(わかった)」

10分くらいなら余裕だ。


『………あれ?』

「?」

創造主の驚きの声が脳内に響き渡った。


『ちょっとまって、でかい!えっ?なんだこんなにでっかいの!?』

「ココブコ?(どうした創造主?)」

なにか問題でも起きたのだろうか。


『今、こちらの世界にマイモンスターを転送するために、マイモンスターの情報をスキャンしたのだけどさ、何故か初期設定の数万倍の情報量になっているのだけど!』

「こぶ…?(数万倍?)」

オデの情報が増えている?


『これじゃあもっとマイモンスターとのパスを強化しないと転送できないぜ~。』

「コブ!?(なんだって!?)」

『今のままだと何年もかかってしまうからね~。その間、動かないなんてできないでしょ?てか、俺もめんどくさいし』

「コブブブ(何年もは難しい)」

オデがじっとしていられるのはせいぜい30分くらいか


『てか、なんでそんなにマイモンスターの情報量が多くなっているのさ!?なんかした?』

「ブッココ(わからない)」

なにかしたと言われても、生まれたばっかで何が原因かさっぱりだ。


『んー異世界召喚の影響かな~。これぐらいしか今のところ原因っぽいものないしな~』

「コブブン…(異世界召喚…)」

素直に還してくれないのか異世界め!

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