第6話

ー紅蓮の力ー


しばらくして姉さんが戻ってくる。


─病院─


希子

「紅蓮、『白蛇しろへび』を持ってきたよ。」


『白蛇』の見た目は刀身も鍔も柄も鞘も純白の日本刀の形をした妖刀。


紅蓮

「ありがとう。痛たた。」


希子

「大丈夫?」


紅蓮

「うん。まー、大丈夫。」


僕は『白蛇』を腰に差し、通り魔の所に迎おうとすると姉さんが僕の肩を掴む。


希子

「私も紅蓮と行く。」


紅蓮

「姉さん、本当に付いてくるの?」


希子

「うん。やっぱり心配だし…。」


紅蓮

「心配掛ける弟でごめん。」


希子

「うん。でも私にとって掛け替えのない愛しい弟だからね。それと本当に今日戦うの?まだ明日にした方が…」


確かにまだ真夜中だし、斬られて間もあまりない。


一応傷口は塞いだけど派手に暴れたらまた開きかねない。


しかも解毒の影響で少し動くだけ身体中が痛い。


万全の状態とは言えない。


だけど狙いが僕である以上なるべく早めに決着を付ける必要がある。


僕に関わる人や周りの人に被害が及ぶ可能性もある。


姉さんだって狙われる可能性がある。


僕は姉さんが傷付くのだけは絶対に見たくない。


だからその為にも戦わなくてはならい。


紅蓮

「姉さん、通り魔が近くなったら物陰に隠れてください。」


希子

「わかった。けど無理しないでね。」


紅蓮

「はい。ヤバくなったらすぐに姉さんと逃げますよ。」


正直、姉さんを連れて行きたくないけど、姉さんは何が何でも付いて来ようとするだろう。


僕が心配で。


それで、姉さんが通り魔や『黒長松久』と鉢合わせるのはマズイからな。


一緒に行動した方がいいだろう。


紅蓮

「じゃあ行ってきます。森山さん。」


森山さん

「あまり無理はしないでくれよ。」


紅蓮

「はい。」


僕と姉さんは通り魔の居場所まで迎う。


_____________________________________________


─廃墟となったアパート─


この町から少し離れた所に廃墟となった大きいアパートがある。


いつからあったのかは知らないが僕が冬野家に引き取られるずっと前から建っていたがその時から誰も住んでなかった。


何度かそのアパートを潰そうとしたらしいが責任者がいきなり死んでから誰もそのアパートに近づかなくなり、お化けが出ると噂になっている。


どうやら奴はそこにいるようだ。


紅蓮

「やれやれ。近くで見るとかなり怖いな。このアパート。呪われそうなくらい怖いな。まー噂は単なるデマだろうが雰囲気はマジで怖い。」


希子

「大丈夫?」


紅蓮

「大丈夫かな。一応。とりあえず悪ふざけで来たわけじゃないしさっさと通り魔を捕まえて帰ろう。」


希子

「うん。」


しかしマジで見るとマジでホラーだよ。


希子

「前から思ってだけど紅蓮って怖いの苦手?」


紅蓮

「………………………。」


希子

「………………………。」


紅蓮

「な、何言ってるんですか!?!?ぼ、ぼ、ぼ、僕に怖いものなんて!!!!かつて『氷帝』とまで言われた事があった僕が!!!!」


希子

「あ!紅蓮の後ろに幽霊が…」


紅蓮

「!?!?」


僕は振り替える。


足が震えながら…


希子

「…。」


紅蓮

「…。」


しかし後ろには何もなかった…。


紅蓮

「謀ったな!?!?」


希子

「ほら足が震えてるし、涙目だし…。」


紅蓮

「………………………。」


希子

「………………………。」


紅蓮

「怖いの苦手です。」


希子

「素直でよろしい。」


紅蓮

「いや…その…どうも怖い話は苦手で…その…。」


希子

「紅蓮にも苦手なものあるんだね。」


紅蓮

「いっぱいありますよ。勉強だって苦手だし。」


希子

「あれは先生が教え方が悪いんだよ。そうじゃなくてね。紅蓮って怖いものなんて無いかと思ってたから。」


紅蓮

「…。」


希子

「大丈夫。本当にお化けが出たら私が護ってあげるから。」


紅蓮

「…だ、だ、大丈夫です!!」


希子

「あ!幽霊が…」


紅蓮

「ひっ!?!?」


また後ろを向くが何もなかった。


希子

「ね?無理しない。」


紅蓮

「面目ないです。」


_____________________________________________


─廃墟となったアパートの中─


あー…ヤバイ…震えが止まらないよ…。


希子

「手繋ぐ?」


紅蓮

「だ、だ、大丈夫です。」


希子

「はぐれたら大変だし、お化け出てくるかも…」


紅蓮

「手繋いでください。」


希子

「素直でよろしい。」


チクショウ。せめて夜道だけだったらそんなに怖くないのに…。


希子

(ぷるぷる震えてて可愛い。)


『ガダン!!』と音がした!!


音がした方を振り向くと、一匹の黒猫が現われた。


黒猫

「ん?紅蓮じゃん久しぶりー。」


希子

「!?」


紅蓮

「何だ黒猫さんか…びっくりしたな。」


黒猫

「何?怖いのダメなのに肝試し?あれ?右腕は?」


紅蓮

「違う。通り魔探しだよ。右腕は通り魔に切り落とさたよ。」


希子

「紅蓮。この猫しゃべってる!というより知り合い?」


黒猫

「猫が喋っちゃいけねぇー法律なんかねーよー。」


紅蓮

「この猫さんは『黒猫』。本名『クロケット・ネコリョウシカ』。元、国の裏側で働いていた人だよ。猫の姿をしてるけど正真正銘人間だよ。昔『嵐帝』と呼ばれたくらい強い風の能力者だよ。ちなみに黒猫限定だけど変身能力もあるよ。ちなみに性別は男だからね。」


黒猫

「どうも『クロケット・ネコリョウシカ』です。気軽に『黒猫さん』と呼んでね!!」


希子

「ど、どうも初めまして『冬野 希子』です。」


黒猫

「んで?怖いのダメなのにこんなところで通り魔探しか?何でまたそんなことしてるの?何?国の裏側に戻ったの?アンタ国の裏側を辞めたんじゃなかったの?」


紅蓮

「違う。実はどうもターゲットにされたかもしんないから周りに被害が行く前に潰しに行くだけだよ。それと国の裏側に戻っていないよ。それより黒猫さん何でこんな所に?」


黒猫

「肝試しだけど?」


紅蓮

「なんて罰当たりな事を…。」


黒猫

「うん。本当に植木鉢が三回くらい振ってきたから当たる前に帰ろうと思ったところに君らが来たんだよ。でさ、最強とまで言われた『氷帝』の右腕を切り落としたそいつは強いの?」


紅蓮

「強くはないと思いますよ。僕が斬られた理由は戦いを妨害されたからですし、何より体術や剣術は僕の方が上でしたから、ただ能力が透過する力と毒系統の妖刀を持っています。油断は出来ない相手です。しかももしかしたら『黒長松久』が関わっているかもしれません。」


黒猫

「ふぅ~ん。まーいいや。せいぜい気を付けてね。ここマジで出るみたいだからね。お化けが。」


紅蓮

「!?!?」


黒猫

「まー、僕は見なかったけでねー。」


希子

「紅蓮をいじめるのやめてください。」


黒猫

「ごめん、ごめん。そんじゃサラバだー。」


黒猫さんは笑いながら去っていった。


紅蓮

「姉さん、黒猫さんにびっくりした?」


希子

「猫が喋ったのにはさすがにびっくりした。」


紅蓮

「僕も初めて会った時はびっくりしたよ。さてと…さっさと通り魔をとっ捕まえよ。」


希子

「うん。」


紅蓮

「そういえばここ本当に幽霊とか出たりしないよね!?なんか悪い噂とかないよね!?」


希子

「あるよ。普通に。」


紅蓮

「…マジで…?」


希子

「結構マジだよ。」


なん…だと…!?


希子

「このアパートね。前はいっぱい人が居たらしいんだけどある日、ここに呪いにかかった人が訪れたとたんにここに住んでた人が全員音信不通になって、調べに来た人も人も戻ってこなかったみたいだよ。」


紅蓮

「マジっすか?」


希子

「と言っても五十年も昔の話だけどね。」


身体全身の血の気が引くのが自分でもわかる。


足が震えなるのが自分でもわかる。


紅蓮

「昼間に来ればよかったな…。」


希子

「ちなみに行くと死ぬかもしれない心霊スポットで毎年三位以内にあるそうだよ。」


勘弁してくれよ…。


____________________________________________


─探索中─


紅蓮

「それにしてもなかもいろいろとごちゃごちゃになってるな。」


希子

「まー、五十年も使われてなきゃそうなるよね。」


紅蓮

「間違いなく通り魔の気配はこのアパート内からする。一体どこに隠れてるんだ?」


希子

「そもそもなんでこんな怖い場所を選んだんだろう?」


紅蓮

「そりゃ人気もない場所だからだろう。人が寄り付かないような場所なら隠れ家としては最適だし、何より殺し合いになった時、人気もない場所なら処理も楽だろうし。そこから誰も帰ってこないってさらに噂になれば誰も寄り付かなくなるだろ。だからじゃないかな?」


紅蓮

「それに一室がこんなに広ければ戦いになった時、奴の自慢の刀を振れるだけ空間はあるしな。」


希子

「なるほど。」


紅蓮

「まったく…ん?ここにある血…まだ新しいな…。誰か通り魔に襲われたのか?」


希子

(意外と冷静というより意外と肝が座ってる?)


「ギャアアアアアアアアァァァァァァァァァァァァアーーーーー!?!?!?」


紅蓮

「っ!?チッ!!誰かが襲われたか!?」


希子

「そうみたいだね。」


紅蓮

「急ごう!!」


希子

「うん。」


_____________________________________________


─二階のとある一室─


男1

「ギャアアアアアアアアァァァァァァァァァァァァアーーーーー!?!?!?」


僕らが駆け付けた時には男性一人に通り魔の刀が男の右腕に刺さっていた。


男2

「お、おい!?アンタ!?俺達はただ肝試しをしに来ただけで!!」


通り魔

「うるせーな。ガタガタ言わずに死ねよ。この場所を潰されると面倒だから。」


男3

「殺される!?俺らなんで!?」


男4

「何で俺、右肩斬られなきゃいけなかったんだよ!?」


通り魔は男性一人の右腕に刺した刀を抜く。


男1

「ギャアアアアアアアアァァアーーーーー!?!?」


通り魔

「さっさと死ね。」


通り魔は刀を振り上げ、一気に振り下ろし男性を切り付けようとしたところに僕が割り込み『白蛇』を抜刀し、通り魔の斬撃を防ぐ。


紅蓮

「ごきげんよう。通り魔さん。また会いましたね。」


通り魔

「お前、やはり生きてたか。」


紅蓮

「死ぬかと思ったけどね。次は邪魔者はいない。今度は負けないぜ!!」


通り魔

「ならばこちらも本気の装備でいくかな?来い『飛龍槍』!!」


床から刀身が龍の形をした槍を出した。


紅蓮

「また特殊な武器を出してきたよ。」


毒の妖刀の次はなんかすごそうな槍が出てきたな。


あれは槍の刃は妖刀の物だな。


やれやれ。今の僕で大丈夫かねぇ?


紅蓮

「とりあえず肝試しに来た人達。さっさと帰った方がいいよ。まだ死にたくなかったらね。」


男1

「はい!!」


男2

「何だ!?奴は!?あの隻椀の男は!?」


男3

「あら!いい男!」


男4

「刀持ってるぞ!!」


紅蓮

「喋ってないでさっさと逃げろ!!死にたいのか!?」


男達

「「「「は、はい!!」」」」


男達は一目散に逃げていった。


通り魔

「会いたかったぜ!!ガキィー!!」


通り魔が槍で切り掛かってきた。


それを僕は後ろに下がって躱す。


紅蓮

「僕もあなたを探してたよ。」


まー、会いたいわけではないけどね。


むしろ会いたくない。


紅蓮

「悪いけど…始めっから全力で行くぞ。『能力解放』。」


僕は自分自身の封印を解き放った。


通り魔

「おっ!?感じる!?感じるぞ!!これは!?これは能力を持つ者の気配だ!!!!お前!!能力者だったのか!?」


紅蓮

「無闇に能力を使うのが嫌だったから封じてたんだけどね。」


通り魔

「いいね!!いいね!!この生きるか死ぬかの境目!!!!生死を賭けた戦い!!!!ぞくぞくするぜ!!!!無闇に人を斬るのも悪くねぇが、こういう生きるか死ぬかの境目の戦いもいいね!!!!これぞ!!俺が求め!!焦がれていた!!戦いだ!!『毒虫剣』発動!!」


紅蓮

「やはり『毒虫剣』か…。砕けても三時間程で再生する毒の刃の持つ妖刀。」


通り魔

「『毒虫剣』を知っていたのか?」


紅蓮

「一応、見たことが数回あるのでな。でもその妖刀はお前じゃない男の持っていた妖刀なんだが。何故お前が持っている?」


通り魔

「黒長松久様から貰ったのだ!!そして『通り魔をしていれば国の裏側の強い奴等と戦える』って教えて貰ったのさ!!」


紅蓮

「やっぱり『黒長松久』が関わっていたのか。それで『黒長松久』はどこにいる?」


通り魔

「さぁな?俺にも分からないな。」


紅蓮

「なんでお前がその刀を貰えたのかは分からないが。手加減してやれないから死なないように気を付けな。姉さんは周囲に注意して物陰に隠れていて。」


希子

「うん。」


僕は『白蛇』を構える。


紅蓮

「『冷風』。」


僕は冷風を身体にまとう。


そして僕は、一瞬の内に通り魔に近寄り蹴り飛ばした。


通り魔

「グバッ!?!?」


吹っ飛んだ通り魔は壁にぶつかった。


紅蓮

「立てよ。まだ気絶してねぇんだろ?」


通り魔

「今の速さは風の能力者か!?」


紅蓮

「答える義理はねぇ!!」


また冷風をまとい『白蛇』で切り掛かる。


通り魔

「バカめ!!妖刀『毒虫剣』は鋼をも溶かす猛毒!!そんな刀で俺を殺せると思ったか!!」


いや最初から殺す気はないよ。


通り魔の『毒虫剣』と僕の『白蛇』とぶつかり合う。


しかし『白蛇』は折られる事はない。


通り魔

「なっ!?何故折れない!?」


まー、僕の『白蛇』は毒で折れるような脆い刀じゃないんだよね。


『白蛇』には不破壊壊されないという特性があり、壊す事はほぼ不可能。


紅蓮

「僕の刀はその程度じゃ折れはしないよ。」


僕は、通り魔が驚いている間に通り魔の腹を蹴る。


通り魔

「グバッ!?」


また通り魔が吹っ飛ぶ。


通り魔

「その『刀』!?まさか『妖刀』か!?」


紅蓮

「まーね。」


通り魔

「お前一体何者だ!?」


紅蓮

「ただの学生さ。」


通り魔

(力の差があり過ぎる。仕方ない『飛龍槍ひりゅうそう』を使うか。)


通り魔は槍を構える。


通り魔「貫け『飛龍槍ひりゅうそう』!!」


通り魔の持っていた槍が炎を宿し僕目がけて飛んできた。


炎の力を宿した魔槍か!?


僕はその炎を宿した槍を躱す。


通り魔

「躱せると思うなよ!!」


躱したはずの炎の槍が僕を追尾して飛んでくる。


通り魔

「その槍は炎の力を宿し、敵を永遠に追い掛け、貫き、焼き殺す魔槍!!その姿はまるで飛龍のようだった為『飛龍槍』と呼ばれた俺の自慢の槍だ!!」


紅蓮

「ふむ。こりゃ厄介な武器だな。出来れば早く終わらせたいから本気で行くよ。…というわけで『白蛇』力を貸してくれ。」


白蛇

[了解だぜ!!ボス!!]


通り魔

「刀が喋っただと!?」


白蛇

[なんか文句あんのかよ!?刀が喋っちゃいけねぇ法律なんて聞いたことないぜ!!]


紅蓮

「まー、普通『刀』は喋らないからね。まーいいや行くぞ。『白蛇』。」


白蛇

[了解だぜ!!ボス!!]


紅蓮

「『白蛇能力発動しろへびのうりょくかいほう』。」


僕は飛んできた槍を軽く切り付けてから槍を躱す。


通り魔

「その程度では俺の自慢の槍は壊せん!!」


紅蓮

「壊すわけじゃない。『止める』んだよ。一々武器破壊するの面倒だからね。『火炎機能及び追尾機能の停止』。」


僕は通り魔の槍の能力を停止させた。


通り魔の槍が炎と追尾の機能を失い『カラーン』と音を立て、床に落ちる。


通り魔

「!?!?何をした!?!?」


紅蓮

「僕は、相手に自分の手札を暴くような真似はしないよ。」


『白蛇』の能力は『完全停止かんぜんていし


切ったモノの全ての機能を停止させることができる。


切った物が例え液体だろうが気体だろうが能力であろうが僕が止めたいと思い切ったモノは全て停止させる事が出来る。


僕の自慢の妖刀愛刀


ちなみに今やったのは通り魔の槍の炎の機能と追尾機能を停止させました。


紅蓮「さて…そろそろ決着付けますよ。」


僕は冷風を身体にまとい、通り魔の間合いに一瞬の内に入り込み通り魔に峰打ちを打ち込む。


通り魔は白目を向き吹っ飛んだ。


そして壁に激突して気絶した。


呆気ない勝利だな。


もう少し時間がかかると思っていたけど。


騎士の妨害がなかった為かすんなりと決着が付いた。


紅蓮

「やれやれ。妖刀といい魔槍といい厄介な武器の持ち主だったな。」


希子

「私、『白蛇』以外の特殊な武器は今回始めて見た。」


紅蓮

「元々妖刀とか魔槍とかはこんな通り魔が持ってること自体珍しいからね。まー、ごく稀に殺し屋なんかは下級の妖刀とかは持ってたりするけど。持っている殺し屋も国の裏側の雇われ者だったりする事がほとんどだし。」


希子

「妖刀とか魔槍とかに『下級』とかあるの?」


紅蓮

「まーね。詳しい説明はまた説明するとして、森山さんに連絡して国の裏側の奴等を呼んでもらってさっさと連行してもらうか。」


希子

「うん。」


_____________________________________________


その後、森山さんに連絡して国の裏側の連中を呼んでもらうとすぐに来てくれた。


国の裏側の下っ端A

「ご協力感謝します!!氷帝様!!」


紅蓮

「やめてくれ。もう、国の裏側の人間じゃないんだから。」


国の裏側の下っ端A

「何を仰いますか!!あなたは我々の目指すべき人なんです!!だから!!」


紅蓮

「分かったから。あとよろしくね。」


国の裏側の下っ端A

「はい!!」

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る