第30話  櫛田目線1

一方その頃櫛田さんは...


 光とバトルして負けて悔し涙を流していた。


 どうして伊吹君を守れなかったのか。

 どうしてあんな女狐に伊吹君を取られたのか。


 これをずっと考えていた。

 そんな事をしていると睡魔が襲って来た。

 その睡魔に身を任せた...


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


 それは入学式が終わった夜の事だった...

 私は『初めて』窓から伊吹君の部屋に侵入した。 

 私は伊吹君の部屋に侵入しただけで興奮してしまい、私の大事な所から液が出て来てしまった。


 そんな事は関係ない、私のかわいい伊吹君の寝顔を見て、使用済みのパンツを取るという使命があるのだ。


 伊吹君の部屋に入って質素な部屋を見てから思った。

 伊吹君、お金無いんだなと。

 それなら私が養ってあげる為に計画を練りながらパンツを盗んだ。


 そして、私はやるべき事が終わったので、窓から外へと落ちた。


 伊吹君の部屋は4階だったけどそこは私の運動神経でカバーしたお陰で怪我一つなく落ちる事に成功した。


 実行してから少し時間が立った後伊吹君は私が伊吹君の部屋に侵入してるのが分かったらしい。でもまだ大丈夫。

 まだ伊吹君は『確証』を持っている訳では無いから...


 その日はずっと伊吹君が夜更かししていた。

 これじゃあ2回目の伊吹君の部屋に入れないと私は焦った。

 だって『私が近くに居ると言う事が分かってる』と言う合図だったからだ。

 本人は無意識かも知れないけど、その無意識が一番怖い。

 無意識で行動されたらどんな行動を取られるのか予想が付かないからだ。

 その日の2回目は諦めて家に帰った。

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