第28話

 メイド最高って訳じゃ無いぞ。

 ただ二次元にしか居ないと思ってたから最高かよって思ったんです。


「ここから入るね」


 俺達はとあるドアの前に来た。

 そのドアとは...


 金属製のドアだった。


 もしかして俺がドアを破らないように加工したドアを用意した?


「ん〜そう言う意味もあるけど、一番は不審者対策かな?、さっき高速でこのドアを作ってもらったの。」


 その高速で作った職人さんすげえーよ。

 一度会ってみたいレベル。

 

「いやでも、おじさんだよ?」


 それでも良いから。 

 と言うか光も俺が考えてる事分かるの?


「もちろん!好きな人の考えてる事位、誰でも分かるよ!」


 そんな訳ねぇーよ。

 お前ら二人してエスパーかよw


「えすぱー?何それ?」

 

 顔がキョトンとしている。


 なにそれ!?かわいいんだが!

 いくらすんの?


 えすぱーってかわいすぎだろ。

 

「そんな!かわいいって言わないでよ。頬が緩んじゃう!」


 と言いながら光は頬が緩むと言うより落ちていた。

 もちろん物理的な意味では無いよ。

 比喩だよ比喩。


「あぁねみぃ〜なぁ〜」


「うんそうだね。だってもう24時だからね。じゃあ一緒に寝よっか。」


 あっやべぇこれ、断れないやつやん。

 断ったら最悪死ぬんじゃね?

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