第21話

「なるほどねぇ。」


 これは俺の言い訳に納得して、これから友達として行けるって事か!?


「まだ心奪えて無かったんだ...」


「はひっ!?」


「ごめん!なんでも無い!」


「それじゃあ友達の『キス』して見ない?」


 お前ってバカだったんだな。

 だって友達でキスは外国だけだぞ。


「嫌ならこうだよ?」


 と言って何処から取り出したか分かんないスタンガンを右手でもって見せた。



 俺は脅しに屈しない!


 スタンガンに電流が流れた。


「今すぐにやりましょう。」


 まあ気絶して何やらされるか分からないよりはマシだろう。


「ん!」


 ド変態はキス待ちしている。

 は?俺からやれと?

 逆にチャンスだ!

 ここで逃げれば俺は自由だ!


「まさか逃げようなんて思ってないよね?」


「い、いっ、いや別にそんな事思ってないよ?」


「はいアウトー!」


 ド変態がスタンガンを突き出して、電流を流した。


「ちょっ」


「問答無用!」


 そして俺の意識が消えた。(気絶)


ーーーーーーー


 俺は目が覚めたらあの最初に監禁された部屋に戻らされて、キングサイズのベッドに仰向けで手足を拘束されている。 

 

「あっ目覚めた?」


 ド変態は歩きながら問いかけて来た。

 

「覚めたけどなんで拘束したんだ?」


「それはもちろん伊吹君を逃さない為に決まってんじゃん!」


 凄い良い笑顔で言ってんじゃん。

 

「伊吹君がこのどれかの条件一つでもクリアしたら開放してあげるよ?」


 ド変態が出した条件はこうだ。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 開放されたければどれか3つの内1つをこなさなければいけない。


1 このゴールデンウィーク期間主人に絶対服従。


2私からキスを500回受ける


3伊吹君からキス20回する


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


 はい(・・?

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る