第15話

知らない天井だ...


確か俺の天井は白くてボロい感じだった筈なんだけど、めっちゃ綺麗な白色になってた。


ここ、何処だ?


俺は出来る限りの事を思い出す。

俺は買い物をしていて、櫛田さんを見つけて、歯向かおうとしたけど法律に見事に惨敗して、その代償に気絶だったような気がする。と言うか絶対そうだ。


いやぁなんで忘れるかな法律の事。

器物破損なんて普通に考えれば分かるのに...


まあいい、起きるか。


そして茶色い扉に向かって行く。

そして無意識にそのドアを開けた。


ピーピーピーピーピーピー


ブザーが鳴った。

扉の方をよく見て見るとドアを開閉すると音が鳴るブザー見たいのが付いていた。


やばい、どうしよう。

まずはこのブザーをどうするかだな。

ぶち壊そうかな?いやそれは駄目だ。また器物破損になる。

じゃあ電源切るか。

この手の機械は電源を入れ切れ出来る所があるはず。

俺は全力で電源を入れ切れする所を探した。


数秒後見つけた...


だけどもう遅かったようだ...


この音を聞きつけた櫛田さんが目の前に立っていたから...


そしてまた気絶させられた...

ーーーーーーー


 俺は今何故か櫛田さんの家で監禁されているそうだ。

そう紙に書いてあった。

おまけに少しお出かけしているらしい。

なんか急展開だな。

という事で?自分の周りをよく見て見た。

 俺の周りにはキングサイズのベットが置いてあるだけの質素な感じの部屋だった。

 壁の周りがピンク色で染まっている。

 凄い違和感だ。

 ガチャ 

 

 櫛田さんが帰ってきたようだ。

 これから何されるのか予想がつかない。

 だけど一つだけ分かる。


こいつには反抗してはいけないと。

 

ーーーーーーー

「ただいま!」

 

 凄く綺麗で透き通ってる声が聞こえた。


 櫛田さんが帰ってきた瞬間、俺の腰に跨ってきた。

 櫛田さんははっきり言ってかわいい。

 櫛田さん曰くモテているらしい。


「ん!」(痛っ!)


 俺は今口にタオルをぶち込まれているので喋れない。


「あはっ、喋れなくなってる姿かわいい〜!」


 俺の何処がかわいいんだよ。

 と言うか心配しろよ。


「これから毎日一緒に過ごそうね♡」


 嫌だね。


「ねぇ私の何が不満なの?教えてよ。ねぇねぇねぇ。私伊吹君の為になんだって頑張って来たからね。家事全般を頑張って覚えたし、少しでも私を可愛く見せるためにオシャレとかしてるのに何が不満なの!?あっそうか!下のお世話が事が必要なんだね!そうだよね、そういう事だよね!?」


 首を横に振る。下のお世話なんて必要ない。 と言うかなんで俺が思った事分かるの?

 

「そっかじゃあ今の生活に満足してるんだね。良かった〜」


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