最凶のゴールデンウィーク ※ここから下ネタ注意
第13話
さあどうする俺。
因みにこの公園の形はこうだ。
公園は四角形になっていて、その右下に俺は追い詰められている。
a b
□ ←これが公園の形だ。
c d
a.b.c.dはその四角形の頂点と思ってくれ。
aの方には出入り口があり、bの方には公衆トイレがあり、cの方には遊具がある。
因みにdには何も無い...
ここで俺がどんな選択肢をするかによって未来が変わる。
選択肢は4つだ。
1つ目は出入り口までダッシュする。
2つ目は遊具を使ってうまく逃げる。
3つ目は公衆トイレに逃げ込む。
4つ目は櫛田さんと交渉する。
やべぇこれ全部代償が大きい...
1つ目なんか逃げてる途中で捕まる自身あるし、2つ目も逃げてるけど、公園から出れないのは意味が無い。
3つ目は確かに鍵付きの個室に逃げれる、けど櫛田さんがピッキングを使えたら終わりだ。
4つ目は完全にアウトだ。
そんなの選ぶ人はMに違いない。
って事は3番が一番安全か...
櫛田さんがピッキングを使えない事を祈ろう!
よし、行くぞ!
そして俺は駆け出した。
目の前から右手が迫って来た。
それを避ける為俺はスライディングした。
何とか右手から逃れる事に成功した。
そのままの勢いで公衆トイレまで全力疾走で向かった。
そして俺はついに逃げ切れた。
鍵付きの個室に!
目の前には扉がある。
そして数秒後扉からガンガンと音がした。
「ねぇ早く開けて!これは伊吹君の為でもあるんだから!ねぇねぇねぇねぇねぇねぇねぇ私は伊吹君の為を思って行動してるのになんで素直に従ってくれないの?」
俺は怖くて口を開けなかった。
普段では絶対に出さないような低い声のトーンで俺の為とか言ってくるのは俺には恐怖にしか感じなかった。
何時間経っただろうか。
多分3時間位経っているだろう。
今ではすっかり扉のガタガタと言う音が無くなった。
って事は一旦逃げ切れたらしい。
でもまだ油断出来ない。
少しスマホを触ってみる。
今の時刻は20時だ。
今から帰ろうと思ったが、念には念を入れて後2時間経ったら家に帰ろうと決めた。
だがこの2時間が俺の足元をすくわれる結果になるなんてこの時の俺は思いもしなかった...
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます