第7話

 今俺の目の前には俺より地味な女の子がいる。

 その人曰く虐められていたそうだ。

 その女の子の性格は虐められてから凄く冷めた感じになっていた。

 そんな女の子の為に俺は色々な事をしてあげた。

 どうしたら虐められなくなるのかとか、休日に二人でよく遊びに行ったりした。


 そのおかげでその女の子の氷で覆われているような性格が温まっていき、ついには明るくなった。


 そうしてその女の子は虐めに歯向かえるようになった。

 それを知った俺は『-------------』と言った。

 その言葉を聞いた女の子は凄く悲しそうで、捨てられた子犬の様な顔をしていた。


 そんな顔をされても俺はもう『-----------』と判断してその場を去った。


 はっ!

 随分と懐かしい事を思い出した。

 まあ随分とと言っても二年前だけどね。

 伸びをしながら今日の予定を立てる。

 今日は土曜日だから買い物の日か、めんどくせ...


ーーーーーー

 

 俺は近くのスーパーに買い物に行った。

 でも不運な事に、財布を忘れてしまった。

 ここからマンションまでめっちゃ時間かかるのにと思っていたら肩をとんとんと叩かれた。


 振り返って見ると櫛田さんがいた。


「こんにちは!伊吹君!どうしたのそんな変な顔をして?」


「あぁ、財布忘れちゃってね...」


「分かった、それじゃあお金あげるね。」


「それはありがたいけど、悪いからまた今度返すよ。」


「じゃあお金で返さなくていいから私に借り一つって事でどうかな?」


「そんなんでいいのか?」


「いいよ〜!」


 と言う事で櫛田さんにお金を貰い、買い物を終えた俺は櫛田さんと『別れ』家に帰った。

 

 そう言えば『また』視線を感じた様な気がした...

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