第3話

 俺はこれからほぼ毎日通ったり帰ったりするであろう道を一人で帰っていた。


 周りには桜が咲いてる桜の木がある。


 その木は俺が天正高校に通う事を祝福してくれてるように鮮やかに舞っている。


 俺はしばらくその桜の木に見惚れていた。


 やがて時がまた動き始めたように俺は歩きだした。


 真後ろに付いて来ている人の事も知らずに...


ーーーーーーー


 俺は家に帰ってから今日の事を思い出した。

 新入生挨拶の時に目を合わせて来た櫛田さんの事だ。

 何処かで見た事がある様な気がするんだよなぁ。

 でもあんな容姿だったら普通覚えてるはずだけどそんな人記憶に無いからやっぱり見た事無いのかも知れないな。


 考えても仕方ない。取り敢えず音楽でも聞こうかな。

 最近雅楽にハマっている。

 何か好きなんだよなぁ。

 雅楽が趣味な人と喋って見たいなぁ。


 眠くなってきた。お休み。

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