EX04-14:生きる理由

「……後戻りなんてできない、と思ってたんだけど」


 フロアの壁にかかった時計を見上げると、約束の時間まであと少し。浮ついた気持ちをどうにか落ち着けて、少なくとも表情には出ないように、澄ました顔で盆を片手にテーブルを周る。


「おうい、エレちゃん、こっち酒追加な」


「昼間から飲み過ぎ。水にしときな」


「なんでぇなんでぇ、折角店に金落としてやろうってのによぉ」


「水に酒代払ってくれたっていいんだよ」


「勘弁してくれよな、酔えなきゃ払い損だぜ」


 顔なじみの客を軽くあしらってから厨房に引っ込むと、もじゃもじゃの髭面がにっこにこの笑顔で待ち構えていた。愛嬌と迫力が共存していて反応に困る。


「……なんですか、そんなニコニコして」


「いやぁなに、看板娘が辞めちまってから客どもも元気なくてなぁ。あの貴族さまの紹介であんたがやって来た時ぁ、ひでぇ膨れっ面で大丈夫かと心配したもんだがよ、元気に働いてくれてよかったぜ。客が笑って、あんたも笑ってる。俺ぁそれが嬉しいのよ」


 背が低くて恰幅のいいこの男、ダリオ・カロスが今の私の雇い主。店の店主でもあるダリオの様子を、つまみを盛り付けながらクスクス笑っている活発そうな女性は奥さんのレイナ・カロス。この店、酒場カロスを実質的に仕切っている女将だ。


「……別に、笑ってなんていませんけど」


「へっ、素直じゃねぇな」


 口を尖らせている私の何がそんなに面白いのか、ダリオさんはもじゃもじゃの髭面をくしゃっとさせてひとしきり笑うと「さ、俺もエレメラを見習わねぇとな」と調理に戻っていった。


「はい、これお願いね」


「あ、はい」


 入れ替わりにやってきたレイナさんからおつまみの小皿を受け取る。


「そういえばもうすぐだっけ、ルナちゃんたちが来るの」


「……アー、ソウイエバ」


 今気づきました、っていう反応をしたらなぜか可笑しそうにくすくす笑われた。解せない。


「会えるのが楽しみ? 前にお店に来てくれたのは一週間前だったかしら」


「楽しみ、っていうか……」


 その先が、喉に引っかかって出てこない。ルナリアに会えるのは嬉しい。嬉しいけどでも、それ以上に申し訳無さとか情けなさとか恐ろしさとか、ネガティブなものが押し寄せてくる感覚が強くて、何よりあの子にこんな風に当たり前みたいに会っているのが、本当に許されて良いことなのかと、そんな不安に絡め取られそうになる。


 会いたいのが、私だけだったら。あの子の体を、心を、何度も何度も傷つけた私に、あの子が仕方なく、義務感で、あるいは憐れみで、そんな気持ちを隠して会いに来ていたら。


 それならいっそ来なくてもいい。私のことなんて忘れて、今度こそ幸せになってくれるなら、私は泣くかもしれないけれど、あの子に泣かされるのは仕方ない。たくさんたくさん、涙なんて枯れてしまうくらいに傷つけた、その報いを受けるだけだ。


 ……でも、それを自分から言い出す勇気は、私にはない。


「会うのが怖いの?」


「…………そんな、ことは」


 私とルナリアの過去を話したことはないはずなのに、何かを感じ取ったようにレイナさんに問われる。そんなことはない、と言い切ることさえできず、私はもごもごと言い訳めいた弱音をこぼす。


「私は、あの子に酷いことをたくさんしたんですよ。一生恨まれてもおかしくないことを、たくさん。でもあの子は、そんな私を許して、一緒にいようって言ってくれて」


 そう、私を外へ連れ出したのは他の誰でもない、ルナリア自身。それはわかっている。わかっていても、だからあの子は責任を感じて、いまさら私を放り出せないだけなんじゃないかとも思ってしまう。


「私はさ、あなたたちに何があったか知らないわ。でも、エレメラがそう言うなら、きっと本当に取り返しのつかない過去があったんでしょうね」


「…………」


「でも、取り返す必要なんて無いんじゃないかしら」


「――え?」


「少なくともあなたのしたことを恨んでいたり、あなたのことを重荷に思っているような子は、あんな顔をしないわ」


 そう言って微笑んだレイナさんの視線に促されて酒場の戸口を見ると――。


「エレメラ! 会いに来ましたわ!」


 可愛らしい余所行きのドレスに身を包んだルナリアが、ぶんぶんと嬉しそうに手を振っていた。


「いってらっしゃい。あ、そのお皿、ちゃんとお客さんに届けてね」


「わ、わかってますよ」


「ふふ」


 微笑むレイナさんにぽんと背中を押されて、慌てて厨房を出る。つまみの皿を「おまたせ」とぞんざいにいつもの馴染客の前に置くと「お姫さん待たすなよー」とからかわれたので蹴っ飛ばしておいた。


「ルナ――っと」


 名前を最後まで呼ぶ間もなく、ルナリアの小さな体がぽふっと私のお腹に飛び込んでくる。


「ちょ、ダメだってばルナリア、せっかくのかわいい服が汚れちゃう」


「だって一週間ぶりですもの。もう、お母様たちも意地悪ですわ、一週間に一回しかお店に連れてきてくださらないなんて」


 私のお腹にぴたりと張り付いたまま、横を向いてぷぅっと頬を膨らませるルナリアは、あの街で暮らしていた頃とは別人のように顔色もよく、感情が鮮やかに顔に出ている。言葉遣いはいつの間にかずいぶんご令嬢らしくなって、少し前までの彼女しか知らなければ同一人物とは気づけないかもしれない。


「人聞きの悪いことを言うんじゃありませんわルナリア。立派な令嬢になって社交界で認められるようになるまで、甘やかさないで欲しいと言ったのは貴女です」


「ふふ、エレメラさんはすぐルナを甘やかすものね」


 ルナリアのあとから店に入ってきたのは、こちらも小奇麗な外出着に身を包んだ二人の貴婦人。揃ってルナリアの母となった、ヴァレッシュ婦妻だ。


「別に、甘やかしたりなんかしてないわよ」


 そもそも私には人を甘やかす方法がわからない。今まで誰かに甘やかされたこともないし、だから二人で暮らす日々の中でルナリアにしてあげたかったそれも満足に出来なかった。


「……ルナリア、いい加減離れなさいな。未婚の令嬢が、みだりに人に抱きつくのははしたないですわよ」


「嫌です! それにみだりに、なんて心外ですわクレア母さま。私はこんなこと、エレメラにしかしません!」


「誰に、ということだけが問題ではありませんわ。貴女もわかっているでしょうに。時と場所をわきまえなさいな、こんな公衆の面前で。エレメラだって仕事に戻れなくて困りますでしょう」


「……エレメラ、困る?」


 ルナリアが私の背に腕を回したまま、それでも少し身を引いて不安げにこちらを見上げながら聞いてくるものだから、思わず私はその頭をぎゅっとお腹に押し付けてしまった。


「別に。ルナリアがこうしたいなら、すればいいわ」


「エレメラ!」


 むふーっと嬉しそうに息を吐いてぐりぐりとエプロン越しに顔を押し付けてくるルナリアの頭を撫でる。


「まったく……」


「ふふ、ほら甘やかしてるわ」


「エルザも甘いですわ! ヴァレッシュ家の娘である以上、ルナリアをきちんと教育する責任が私達にはありますのよ。私と貴女の娘なのですから、どこに出しても恥ずかしくないよう育ってもらわなくては――」


「そんなこと言って、最初にルナを定期的にエレメラのところに連れて行こうって言い出したのはクレアじゃない」


「っ」


 ぴたりと固まったクレアラートを前に、悪戯っぽく笑うエルザベラと私にくっついたまま両親の様子を窺っていたルナリアが目配せした。


「そうなんですか、クレア母さま?」


「そっ……そんな訳ありませんでしょうっ! え、エルザが、たまには会わせてあげた方がいいと言うから、私は仕方なく」


「あら、引き取ったばかりのルナが頑張ってるご褒美に二人の時間を作ってあげたいけど言い出せないって私に泣きついてきたじゃない」


「エルザ!」


「ありがとうございます、母さま!」


「〜〜〜〜っ、知りません! 行きますわよエルザ」


「あ、ちょっとクレア、待ってよ」


 エルザベラの制止を聞かず、クレアラートは耳まで真っ赤にしてさっさと店を出ていってしまった。


「……で、結局なんだったのよ、あの人」


「ごめんなさい、クレアは素直じゃないから。私もかわいい奥さんを追いかけなきゃいけないのだけど……ほら、ルナ。ちゃんとお願いしないと」


 ぽん、とエルザベラに肩を叩かれて、おずおずとルナリアが私から離れ、何か言いたげな上目遣いで見上げてくる。


「……どうしたのよ」


「あ、あの、えっと、母さまたちにはもういいよって言われたのだけど……」


「うん?」


 もじもじと言いよどむ様子ながら、ちらちらと期待のこもった目を向けてくる。なんだろうか、と首を傾げていると、やがて意を決したように下ろしていた両手をぐっとにぎって。


「き、今日、エレメラのお部屋にお泊りしてもいい、かしら」


「は」


 口が開いた。

 開いたまま保護者であるエルザベラを見ると「どうかしら?」と首を傾げられた。なにそれ、私に決めろってこと?


「だ、って、私、私はルナリアに、あんな」


 刃こぼれしたナイフが肌を裂く音。ぷつぷつと浮き出る血の粒。痛みに歯を食いしばり、血と涙の水たまりができた光景が脳裏によぎる。


 私は、あんなことをした人間だ。させた人間だ。

 そんな人間に、娘を預けるなんて。ひと晩、二人きりにさせるなんて。


「なに、を」


 全身が震える。ルナリアを傷つけるのが怖い? 違う。いや、それも怖いけれど、この震えの理由はそんなことじゃない。

 なにを。そう、口の端から勝手にこぼれた言葉そのものが、私の震えの理由だ。


「ッ、何を考えてんのよっ!」


 ほとんど無意識に、手が出ていた。エルザベラの外套の胸ぐらを掴もうとした手が、横合いからスッと不意打ちに現れた手に掴まれ、そのまま捻り上げられ痛い痛い痛い!


「いたたたたたッ!?」


「旦那様、奥様がお待ちかねです」


 私の手をぐるりと背中側に捻り上げたまま、こちらも見慣れた顔のメイドが澄ました表情でエルザベラを促した。


「アニー」


「失礼しました」


 エルザベラが短く名前を呼ぶと、ぱっと私の腕が解放される。鈍い痛みを残す腕をさすりながら、私はエルザベラを睨みつけた。


「……あんたたち、何考えてんのよ。大事な娘じゃないの? ルナリアが大事じゃないの?」


「もちろん大事よ。お腹を痛めて産んであげられなかったのが悔しいくらい、私もクレアもこの子を愛してるわ」


 そう言って不安げなルナリアの髪を梳くエルザベラに嘘を言っている様子はない。でも、それならなぜ。


「だったら何で、私なんかにこの子を預けようとするのよ! 私がこの子に何をしたか、忘れたわけじゃないでしょ!」


「あら、貴女はまたあんなことを繰り返すつもりなのかしら?」


「しないわよ! そうじゃないでしょ、私みたいなのを勝手に信用して、この子をまた危険に遭わせるかもしれないのよ! そんなの、保護者失格よ!」


「ち、違うのエレメラ、私が、私が母さまたちにお願いしたのよ!」


「だとしてもよ! 私みたいなのが、貴族の女の子を預かるなんて」


「落ち着いてくださいな、エレメラさん」


 私の手を離してからは外野に徹しているアニエス以外で、この場で一人だけ落ち着き払っているエルザベラが宥めるように言う。その落ち着きに余計に腹が立つ。こんな風に簡単に他人に娘を預けるなんて、そんなことをしてルナリアにまた何かあったらどうするつもりだ。


 この子にまた、あんな痛みを思い出させるつもりなのか。


「私もクレアも、大事な娘を誰にでも預けるわけではありません。ルナ自身が望んだから、そして相手が貴女だから。これはクレアも納得していることです」


「はァ? あんたたち頭がどうかしたの? 私だから尚更ダメなんでしょうが!」


「……はぁ。貴女、ルナがどうして貴女と一緒にあの街を出たか忘れたのかしら?」


 どうしてって、それは。



『わたし、エレメラと一緒にいろんなものを見たい。今日までの全部をくれたあなたに、今度はわたしがこれからのたくさんをあげたい』



「それは、そう、だけど」


「……エレメラ、私、もっとエレメラと一緒にいたい」


 ぎゅっと、私に拒絶されるのを恐れるように、でも、たとえそれでも離さないというように、ルナリアが小さな両手で私の手を包む。


「エレメラさん、そろそろ自覚なさい。貴女はこの子の、ルナにとっての、生きる理由なのですよ」


 その言葉に、横っ面を叩かれた気持ちになる。


「私達も無条件に貴女を信用して大事な娘を預けるわけではありません。ルナと貴女の関係を承知のうえで、今の貴女になら、大事な娘を預けられる。そう判断したから、こうしているのですよ」


「……いまの、私?」


「ルナが危ない目に遭うことを許せなくて私に掴みかかるくらいだもの。いまさら貴女がこの子を傷つけるなんて誰も思いませんよ」


 そりゃ、もちろん。もうあんなことをするつもりは無い。あるはずがない。


「エレメラが嫌なら、無理だって言うなら、諦める、けど」


 ルナリアがおずおずと、握っていた私の手を離そうとする。涙を堪えるように潤んだ瞳。表情には落胆がありありと見て取れる。


「っ、もう」


 離れていこうとした小さな手を、しっかりと今度はこちらから握る。


「嫌なわけ、ないでしょ」


「――エレメラ!」


 ぱぁっと表情を華やがせるルナリアを見て、誰がこの子を傷つけようなんて思うのだろう。そんなことするわけない。こんな顔を、もっとして欲しい。


「仕事終わるまで、奥で待ってな。レイナさんに話しておくから、何か食べたいものあったら言って」


「うん!」


 満面の笑みで頷いて、頷いたくせに奥に引っ込む気配はなく私の腕にむぎゅうっと抱きついてにこにこ笑っている。


「明日の夕方、迎えに来るわね」


「……わかったわ」


「はい、エルザ母さまっ!」


「旦那様、そろそろ本当に奥様が怒り出します」


「わかってるわ、行きましょアニー」


 それじゃ、とひらひら気軽に手を振ってエルザベラとアニエスは店を出ていった。


「母さまたち、今日はデートなんですって」


「あー……」


 なるほど、だからクレアラートがせかせかしていたのか。わかりやすい二人だ。


「……あの、エレメラは明日は時間あるかしら?」


「は? え、いや普通に仕事だけど」


「……そう」


 しゅん、と目に見えて落ち込むルナリアを見て、なんとなく言いたいことを察した。けれど私はダリオさんとレイナさんの好意に甘えてこの店に置いてもらっている身だ。こちらの都合で勝手に休むわけにもいかない。


「いいじゃねぇか、エレちゃんもたまにゃお姫さんと遊んできなよ」


「ひゃ」


 突然後ろから声をかけられてびくっと跳ねる。テーブルでつまみ片手に赤ら顔した常連が、機嫌良さそうに酒を煽りながらだらしなく笑った。


「なぁダリオの旦那。大事な看板娘の大事なおヒメちゃんを泣かしたくねぇよな!」


「ったりめぇよ。エレメラ、遠慮ばっかしてんじゃねぇぞ」


 厨房から大声で返事があり、近くのテーブルからもくすくすと笑う声がする。……いまさらだけど、昼時の酒場でするような話じゃなかった。全部聞かれてた。


「明日は楽しんでらっしゃい」


 常連のテーブルに追加の酒を置きながらレイナさんにまでそう言われて、もう遠慮なんて出来る空気じゃない。

 ……ああ、もう。


「ルナリア」


「う、うん」


「明日、私らもでっ、デート、しようか」


「! うんっ」


 ぎゅっと、また抱きつかれる。我ながらぎこちない手つきで、赤銅色の髪を撫でると嬉しそうに小さな頭が揺れる。


 その髪を見て、思う。


 ――あの子は空から、私達を見ているだろうか。


 あの時は力になってあげられなくてごめん。私だけ生き残ってごめん。あんたと同じ髪のこの子を、一度はあんたの代わりみたいに思ってごめん。今度こそ護ろうって誓いを破ってごめん。


 それでも、こんな私と一緒に歩きたいと言ってくれるこの子を、私はちゃんと幸せにしたい。


 今度こそ、ちゃんとこの子を護るから。あんたの代わりじゃなくて、あんたのためでもなくて、私とこの子のために生きても、いいかな。


 文句ならいつかあの世で聞くから、なんていうのは、ずるいかな。

 でも、それでも、いい加減私も、前に進もうと思う。


 ルナリアが私を連れ出してくれて、あの貴族たちや、メイドや、優しい雇い主や、だらしない常連客や、ルナリアを預かっていた孤児院の二人や。あの街では決して出会わなかった人たちと出会って、関わって、私の世界は変わっていく。


 そんな全部を私にくれた、ルナリア。この子の隣で、一緒にたくさんのものを見て、生きていきたい。


「ねぇエレメラ、私、エレメラがお仕事してるところが見たい!」


「別に、そんなの毎週見てるでしょ」


「何度でも見たいのっ。お仕事してるエレメラ、かっこいいし、かわいいんですもの!」


「……あんたが一番可愛いっての、この!」


「きゃぁ、くすぐった、やめ、エレメラ、あはは、だめってばぁ」


「この、このっ」


「あははははは!」


 この先もこんな風に、この子が私の隣で笑ってくれるように。

 それを生きる理由にしても、いいよね。


* * *


あとがき言い訳と感想


ということで、長かったEX04もこれにて完結です。

牛歩もびっくりなのろのろ更新にお付き合い頂いた皆さん、本当にありがとうございました…ッ(たくさんお待たせして申し訳ありませんでした…)。


「エルザとクレアの子供」というのは本編のエピローグに登場させる案もあったので、一度きちんと書きたかったのですが、こんなに長いお話になるとは…相変わらず、見切り発車でご迷惑おかけします。

エルザとクレアの話を期待していた皆さんにはちょっと物足りないお話になってしまったかもしれませんが、あくまでも番外編、本編で出来なかったことをする場ということでご容赦いただければと思います。


エレメラ、という人物はお話を作る過程で勝手に湧いて出たキャラクターなのですが、掘り下げていくといい具合に屈折していて、『ライバル令嬢〜』らしい面倒なキャラに仕上がったのではないかと思っています。ルナリアとエレメラという年の差カップルも、本編のみんなと同じように皆さんに可愛がっていただけたらそれに勝る喜びはありません。


それではまた、次の番外編か、或いは別の作品で皆様にお会いできることを楽しみにしています。またね!


「……この作者、まだ番外編書くつもりなの?」

「私とエレメラの出番、まだあるのかしら?」

「さぁ? ああでもルナリア、あなたは確か別のむぐ」

「そこまでですわ!」

「作者もまだいろいろこねくり回してる最中ですから、話半分にしておきましょうね。ライバル令嬢との約束よ」

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