主要人物(ネタバレ注意)
タイヤー・フマレ
本作の主人公。
初登場十六歳。1章終了時十七歳。
黒髪、長身、顔立ちは真顔になると父親譲りの好青年だが、普段は惚けた性格が顔に出ており、誰からも顔が良いとは思われていない。
フィーチャースキルは《麦》
異性に踏まれる程に強くなるが、現在は動体視力のみ。
自覚は無いがムッツリなところがある。
無駄に高い身体能力と無駄に高い知能は、学園に入学前の女性関係によって鍛えられてきた。
父親を嫌っていたものの現在は英雄としては尊敬しているが、父親としてはやはり軽蔑している。
魔人族のゼピュロスとの出会いが大きく人生を狂わされ、自分の命を軽んじる節も見受けられる。
◇◇◇
エル・ガーランド
本作ヒロインの一人。レバティン王国の伯爵令嬢。
初登場十六歳。1章終了時はまだ十六歳。
タイヤーとは幼馴染みのような関係。
燃えるような真っ赤な長い髪に、髪と同じ色の瞳をしている少女。スタイル抜群で細身ではあるが出るところは出ており、タイヤーほどではないが同年代の女性では長身。類い稀なる美人ではあるが、常に怒っている(主にタイヤーに)為に、近より難く言い寄られる事は少ない。
フローラほどではないが、タイヤーを片手で吊り上げるほどの怪力。
フィーチャースキルは《破壊剣神》。怪力を利用して大剣を振り回す。
必殺技は目潰し、喉輪、垂直アッパー、膝蹴り、ジャーマンスープレックス。
タイヤーの父親に母を奪われ嫌っているが、タイヤーはタイヤーと割りきっている。
料理は苦手で味音痴。料理すれば50:50で当たり。もしくは腹が当たる。
タイヤーを偶然とはいえ極刑にしようとした父親と決別。タイヤーと共にレバティン王国を離れる。
◇◇◇
フローラ・ハッシュ
本作ヒロインの一人。
初登場十六歳。1章終了時十七歳。
エルとは幼馴染み。ハッシュ流武道拳気の師範代。
コバルトブルーの髪に、髪と同じ色の瞳をしている。エルと違い母性と優しさに溢れる可愛らしい少女。背はかなり低いが、エルを超える怪力と胸を持ち、タイヤー曰く普通なら揺れるはずのない状態でも揺れるほど。
エルより怪力だが、全くそうは見えないほど細い腕をしている。
フィーチャースキルは《空前絶後》。十分間無酸素で動き続けられる。
沸点が低くキレると手加減出来なくなってしまう。
ハッシュ流を広めるという名目でタイヤーと行動を共にすることに。
◇◇◇
リック・ランドル
タイヤーの親友。
初登場十六歳。1章終了時十七歳。
レバティン王国のランドル王家の血筋。王子であり長子でもある父親が外の女性に産ませた子供。
茶髪で、常にヘラヘラと顔も態度も軽薄。
フィーチャースキルは《絶対領域射撃》。スキルで作り出した弓とライフル銃を扱う。
一見アホそうであるが、頭は悪くなく、穴だらけのタイヤーの脱出、逃走計画にさりげなくフォローする。
庶子ということもあり、面白そうというだけでタイヤーについていくことに。
◇◇◇
ミユウ・セレーン
初登場十二歳。
鳥の獣人。村をゼピュロスに襲われ何とか一命をタイヤー達に助けられる。
腕は無く翼になっており、空を飛べる、と思われる。
胸から太ももまでを羽に覆われており服は着ていない。
未だ夢の中にいる最中、リックによって拉致。無理矢理タイヤー達の逃避に同行することに。本人はまだ気づいていない。
◇◇◇
ゼピュロス
年齢不詳。魔人族で魔神ザハートに仕える。
普段は三角のとんがり帽子を、ザンバラな白い髪に乗せている。
目は死んでいて瞬きをしない。
瞳は大きく吸い込まれそうなほど黒い。
性格は気まぐれで、ザハートの完全復活を目論んでいる。
前回中途半端に復活させた者を探している。
主な武器は鋭い爪。
ミストドラゴンすら一撃で葬る
歩くことはせず、地面を滑るように進む。
◇◇◇
魔神ザハート
年齢不詳。四大魔神の一人で、“光を奪うもの”と呼ばれている。
ザハートの力は魔神の中でも群を抜いて強い。
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