修正記 救いたがりなシエンちゃん

★修正記の案内役〝シエンちゃん〟は本編の紫炎と関係ないから注意してね♪


★あと――セリフ的なので、気分や心を大切にしてください。













 器を包む、炎を呑み、受肉した私――シエンは、振り回された世界観を救うため、頑張るよ!


 最初は……、一話の『視力を失った少年が、深淵で紫炎しえん魔物まものと出会うところ』だよ!


 まず『紫炎と出会った少年が導かれて松明に灯す』流れを『陽や火の光が見えない少年に、紫炎が世界を照らして見せる』に変えるね。


 次に『人間に追われる魔物は遭遇した紫の瞳を持つ少年に救いを求める』んだ。


 そして『仲間に見捨てられ、紫炎へ縋った自分は人間社会に戻れない――と考える少年は、何も灯らない(様に見える)松明を差し出されて、導き手を欲する魔物たちを見捨てられず、応えようとする』よ。


 最後に『松明を握る手に熱を感じる少年は松明に灯る紫炎を見る』――と言う流れに変えるから――『紫炎が灯る松明を投げて爆発を起こした隙に闇へ紛れる少年は、深淵を照らす紫炎を頼りに、魔物を抱えて逃走を試みる』に変えようと思うんだ。


 一話の出会いはこんな感じで――良いかな?




 次は二話――の、まーえーに!


 紫炎の設定を更に後付けするよ!


 深淵を照らす紫炎は、弱い光に紛れて見えなくなる程、弱んだけど……呑みこんだ火力に比例して強くなり、存在感を増すんだ。


 陽光や火が見せぬアレやコレを照らす紫炎は色々と便利かも!?




 逸れた流れを戻して……二話は、紫炎の幻影やら槍を変えるよ。


 幻影を見せる力や槍などを具現化する力は没にして、槍の代わりに『紫炎が灯る松明を投げたが、紫炎は敵を襲わない』って感じに変えて、以降――使わなかった設定を無かったことにするんだ。


 残すと面倒だから――って理由で、救えてはいないけど、面倒だから……ね!




 次は~……え~と…………三話――だね!


 少女が影狼を見るシーンを『明かりに照らされて見えた』から『影狼が見える特異な目を持っているから』に変えるよ。


 四話で、影狼の存在を仲間から認められなかった――と悩んでいた部分を補強する為に変更するんだ。


 他は――……、今のところは、無いかな?




 四話は飛ばして――……五話は……ぁ~あれ、あの――日王ひのおうが紫炎を消すために行った作戦!


 あの頃の――あの世界は、長い長い夜――なんだけど……、暗闇で寒さを凌ぐために日王は、強くて熱い陽光ようこうを放つ陽玉ようぎょくを熱伝導が良い物質で包み、高温にさせたんだ。


 『温まった物に暖められた空気が兵士たちを温めて寒さを凌ぎながら、拠点を照らす陽玉を動かして、魔物たちを惑わし――行動を制御した日王は、獲物が罠にかかる目前で、影狼に邪魔された』って、ことに――しようかな。




 次は……六話~と言いたいけど、飛ばして――七話!


 も飛ばして~八話!


 無理やり感がある雷は――『世界観に電気を放つ何かとゾンビ的な何かを入れたかった』ことから生み出された何かだから――あってもなくても…………っは!


 見なかったことにして…………次! 次――行こう! 次!




 九話。


 九話は――炎武の色を緑色にするんだけど……、灰の砂漠で墓所を守る火も緑で、親戚――的な感じになるのかな?


 埋めた墓所を守るために残った火と、人々と共に帰還した火の違いというか――帰還した火から生まれた火が炎武――と言うか~……うん! そんな感じかな。


 陽国ようこくは家畜も育てているから、朝や昼、夕方あった頃に食べられていた料理も食べているんだよ! 贅沢品だけど……。




 やっと十話だね。


 十話は――……思いつかないけど……、雷に関しては『八話で出して、もう出さないってのは良くないかな~』という安易な考えから――ねじ込んだらしいよ。




 十一話は――ない――かな?


 最終話は――う~ん、無いかな。


 じゃあ、終わりってことで!


 じゃあね! バイバイ!





【追記】

 一話の、陽が陰る説明を没にして、十一話で日王が説明的に考えている内容を採用するから、陽玉の取り合いも無かったかも?


 二話の、陽は転生した――部分も没にする。


 紫を炎(火)とは言い難く、火を燃料に顕現する何か? なイメージ。

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紫の弱き灯 ネミ @nemirura

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