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2021年5月2日 22:18
拝読させていただきました。完結、まずはお疲れ様でございました。拙いことばで読み終えた今のまとまらぬ感想を述べると、まずは戦場の凄惨さも残酷さもすべて貫きとおして書き上げた寸陳さまの筆力と熱に感服するばかりです。全く甘くはない物語でした。人間のひととしての甘さは描いても、人間の業を癒やすような甘ったるさは皆無の物語だったと存じます。それでも読むことをやめられなかったのは、人間の矛盾や生の理不尽がこれでもかと描かれていたからで、各登場人物の感情の起伏に時に引き込まれ時に息をのまれ続けたからに他なりません。本当に素晴らしい物語をありがとうございました。凄惨な戦いの終わりにほっとしつつも、もう読み続けられないことに一抹の寂しさを覚えながら、感謝を申し上げます。
作者からの返信
ご感想ありがとうございます。最後まで見届けてもらえたことは、感謝してもしきれない喜びです。甘くない物語というのは私自身意識し続けて書きましたので、最後までブレずに表現できたんだなと、まずはホッとしています。今作では他の戦記物との差別化を図るという点から、戦場ではきれいごとを一切排し残酷さを強調。登場人物たちには王道的な理想を語らせる一方で、負の感情をあえてドロドロに煮込み、男女の甘い要素もほぼ削りました。ただ、そんな薄汚い世界だからこそ輝くものを表現すべく、最後は少しだけ成長したセレンと、悩みながらも生き続けるマクシミリアンの二人に、一抹の希望を託す形となりました。近況ノートにも書きましたが、こんなどこにも需要のなさそうな物語を最後まで読んで頂き、また応援もして頂き、本当にありがとうございました。
拝読させていただきました。
完結、まずはお疲れ様でございました。
拙いことばで読み終えた今のまとまらぬ感想を述べると、まずは戦場の凄惨さも残酷さもすべて貫きとおして書き上げた寸陳さまの筆力と熱に感服するばかりです。
全く甘くはない物語でした。人間のひととしての甘さは描いても、人間の業を癒やすような甘ったるさは皆無の物語だったと存じます。
それでも読むことをやめられなかったのは、人間の矛盾や生の理不尽がこれでもかと描かれていたからで、各登場人物の感情の起伏に時に引き込まれ時に息をのまれ続けたからに他なりません。本当に素晴らしい物語をありがとうございました。凄惨な戦いの終わりにほっとしつつも、もう読み続けられないことに一抹の寂しさを覚えながら、感謝を申し上げます。
作者からの返信
ご感想ありがとうございます。最後まで見届けてもらえたことは、感謝してもしきれない喜びです。
甘くない物語というのは私自身意識し続けて書きましたので、最後までブレずに表現できたんだなと、まずはホッとしています。
今作では他の戦記物との差別化を図るという点から、戦場ではきれいごとを一切排し残酷さを強調。登場人物たちには王道的な理想を語らせる一方で、負の感情をあえてドロドロに煮込み、男女の甘い要素もほぼ削りました。
ただ、そんな薄汚い世界だからこそ輝くものを表現すべく、最後は少しだけ成長したセレンと、悩みながらも生き続けるマクシミリアンの二人に、一抹の希望を託す形となりました。
近況ノートにも書きましたが、こんなどこにも需要のなさそうな物語を最後まで読んで頂き、また応援もして頂き、本当にありがとうございました。