最後の騎士 ～第六聖女遠征の冬～

登場人物紹介 〈帝国〉

～視点人物～

①マクシミリアン・ストロムブラード（40歳：男）

・第三軍団騎兵隊長　『騎士殺しの黒騎士』

黒騎兵（オールブラックス）の隊長。第三軍団騎兵隊の支隊である極彩色の馬賊（ハッカペル）の指揮も兼任する。

没落した下級貴族出身ながら、神をも恐れぬ所業の数々で悪名を馳せる。

②強き北風（ノーサー）のオッリ（35歳：男）

・極彩色の馬賊（ハッカペル）隊長　『強き北風（ノーサー）』

マクシミリアンの戦友。かつて〈東からの災厄（タタール）〉で大陸を蹂躙した騎馬民族の王、〈東の王（プレスター・ジョン）〉の末裔。

比類なき弓馬の使い手であり、味方からさえ狂獣と恐れられる猛将。

③ヤンネ（15歳：男）

・極彩色の馬賊（ハッカペル）部隊将校

オッリの長男。父親に劣らぬ武勇と、帝国軍人の知性を兼ね備える若武者。

父親や部族の年長者たちのことは蛮族同然に見なしており、快く思っていない。

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～その他の登場人物～

①グスタフ三世（33歳：男）

・〈帝国〉の皇帝　『真なる黒竜』『燃える心臓の男』『北限の征服者』

様々な異名を欲しいままにする〈帝国〉の英雄。

対〈教会〉強硬派の筆頭で、〈黒い安息日（ブラック・サバス）〉と呼ばれる冒涜的殺戮を敢行。自ら戦場に立って戦争を主導する。

②コッコ（15歳：男）

・極彩色の馬賊（ハッカペル）の兵士

ヤンネの戦友。体格こそ小柄だが、血の気が多く喧嘩っ早い。

③エリク・アーランドンソン（24歳：男）

・黒騎兵（オールブラックス）上級将校

上官のマクシミリアン・ストロムブラードよりも家格が上位の貴族。

優れた武勇と品格を備えており、将来的には軍上層部まで出世すると目されてる。

④無口な影（スーサイド・サイレンス）（女）

・マクシミリアンの護衛

黒いローブをまとった南の異教徒。常に覆面で顔を隠しているが、女であると噂されている。

⑤ユーリア夫人（レディ・ユーリア）（41歳：女）

・マクシミリアンの妻

ヤンネとその兄弟姉妹らの母親代わりとなった女性。本人に実子はいない。

⑥鋼鉄の戦人（バトルメタル）のローペ（62歳：男）

・ヤンネ隊の副官　『鋼鉄の戦人（バトルメタル）』

ヤンネの曾祖父の顔も知る歴戦の戦士。

⑦ニクラス・リーヴァ（21歳：男）

・黒騎兵（オールブラックス）副官

マクシミリアンの甥。リーヴァ家に嫁いだマクシミリアンの妹の子。

黒騎兵（オールブラックス）の副官だが前線には出ず、後方軍務を担当する。

⑧キャモラン（男）

・第三軍団軍団長

帝国軍第三軍団を率いる将軍。

官位を金で買ったとされる非軍人貴族であり、現場の将兵らと軋轢が絶えない。

⑨エイモット（男）

・第三軍団幕僚長

赤毛の後方将官。キャモラン軍団長の部下であり、実質的に第三軍団を指揮している。

⑩オクセンシェルナ（42歳：男）

・帝国軍元帥　『皇帝の半身』

グスタフ三世の無二の親友である、北部有数の名士。

主戦派である皇帝に対し、本人は一貫して〈教会〉との講和を唱える。