第2話 中核都市 星乃宮
なぜならば兄である藤倉
もうひとつ付け加えるならば
このふたつがどれも別の場所ならば、こんなに彩加は喜ばなかっただろうが、事実として偶然、たまたま近くになってしまったのだから仕方がない。
この喜ばしい出来事は道教系の錬金術を真面目に習えることだった。
今までは雨宮家の方まで月一で通っていたが、静奈の時間が取れないこともあり、ほぼ通信教育と化していた。しかも教材が整わないこともあり、問い合わせをする電話代もバカにならなかったからだ。
それらは距離という物理的な障害が、接触を隔てることとなっていたので、これが解消されれば、思う存分、修行にも打ち込めるという期待が彩加の中では大きくなっていた。
だが、この出来事は自分にとって最大の障害まで近づけさせることに成った。
――それは雨宮
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます