『少年八犬伝』

 この流れから覚えているのが、『少年八犬伝』著:小野 裕康である。


 なぜ『忍法八犬伝』著:山田風太郎ではなく、『新・里見八犬伝』著:鎌田敏夫でもなければ、『聖・八犬伝』著:鳥海永行でもなかったのか。

 単に図書館に『少年八犬伝』が置いてあったからに他ならない。

 ある日、ケンタとイカンガーの前にあらわれた少女エリ。大きな白犬を連れ、八つの玉の出現のため奔走していた。大好きな先生の失踪事件。廃空港にひそむ怪物。砂の中からあらわれる電話ボックスなどなど。現代に蘇る八つの玉と八犬士たちの戦いの物語である。

 犬を連れ、レインコートを着て現れたエリの登場シーンは印象的だった。

 子供が主人公で活躍する物語が好きになったのは、この作品が最初かもしれない。

 影響されやすかったので。


 二次創作を最初にしたのは、この作品である。

 

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る