第18話 教育

「そうそう!上手!」


「むずかしいなぁ」「むずかしいですぅ」


今読み書きを練習している。学校は、10歳からで、1番最初に入れる下位学校に行こうと思う。これは、10歳から、15歳まで通う事が出来て、学費は無料、入学費のみとなっていて、お得だし、15歳になったら上位学校に行くのもあり、討伐ギルドに入るのもありだ。


「出来たじゃーん!いい感じだね」


「やったー!」「はいです!」


今、2日で読み書きを覚えさせた。幼いだけあって、よく覚えてくれる。そのため、2日で読み書きは大体できるようになった。まぁ、元々かける字もあったから、教わっていたのかな。


「じゃあ休憩にしよー」


「やった!アオおいでー!」「アオちゃん可愛いです!」


『ピギー!』


アオって呼ばれてるのは、スライムだ。名前は2人でつけたらしい。何でもよかったしな。

それに何だかんだ、最近、音を発するようになった。元々 鳴き声は出していたんだけど、なんか、「ワーァア」とか、「イヤウ」とか、「ヴィウ」とか、普通のスライムは出さないような音を発している。まぁ、何も害はないので、ほっといてるが。

寝るときに、アオは2人に抱かれて寝ている。

今も抱かれているが。


「ご飯何がいい?」


「にくーー!」「パンです!」


「じゃあどっちもな」


シャイは肉が好きらしい。メイはパンがいいのか。まぁまだ【亜空間収納】にはまだたっぷりある。作ろうか。


いつものように、【亜空間収納】からいろいろ取り出していった。









「もうおなかいっぱい…」「パンパンです…」


「よしとし、デザートがあるけどいらないかなー?」


「えー!いるーー!」「ずるいです!欲しいです!」


「ほら、どうぞ!」


デザートはベリーだ。丘に行った帰りに、ちょくちょくベリーの木があったので、採取しておいた。【亜空間収納】は腐らないしな。


「すっぱいけどあまーーい!」「おいしいです!!」


「よしよし、読み書きは十分できたから、今度は技能だから明日外出るかなね」


「わかった!…ねえねえ、眠いからねてもいい?」「わ、わたしはまだねむふな…ふぁ」


「昼寝か、よし、寝るか明日しっかり鍛えるためにしっかり寝よう!」


「はーい!」「わかったです!」


メイは微妙な意地がある。それにシャイによく付いて回っているな。


眠くなってきた。まだ昼過ぎ。まぁ、一緒に寝てもいいか。










ゴン!ゴン!ゴン!!


ノックがなった。


「はい、何ですか?」


ちょうどピズは起きたところだった。

シャイ、メイを起こさないように、ベットから降りて、ドアに向かった。


「おい!逃げろ!災害が来てる!魔物災害だ!今冒険者が対応をしているが、ここまでは一旦引くらしい!だから逃げないと食われるぞ!早く!」


「本当か!?わかったすぐ出る!」


何と災害が起きたらしい。そして、この地域まで冒険者は守らないで、この先で、防衛戦を開始とのことだ。今すぐ逃げなければやばい。


「シャイ!メイ!起きろ!魔物が来る!!」


「…おはよ……ま、もの?……まもの!?わかった!」「おはよです!すぐいけます!」


2人とも案外すぐいけるらしい。服を買いに行こうかと思っていたところに、こんな事態だ。仕方ない今度にするか。それに俺も討伐ギルドに入ってる。ここで守らなきゃ名折れだ。2人を避難させ、それから向かう。そして、【剣聖】を使う。

前使おうと思っていたが、レアなためにためらっていた。なのでここで使う!

腹は決めた。しっかり生きて帰る!

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