第10話 人助け
「はぁ、もう朝か」
昨夜眠気に負けて、寝た後、特に何も起きることなく、朝になった。
ポーションを飲んだことによって、大きい傷は小さくなり、小さい傷はほとんど跡もなくなり始めてる。
「どうしようかな」
この子達にポーションは飲ませたので生きることはできる。それにもう息は整っている。
それに、髪の毛にはベトベトした何かが、固まり、髪の毛がガサガサしている。
「レベルアップ処理をしよう」
ゴブリンを大量に殺したことによって、ピズはレベルアップしていると考えた。
それからレベルアップ処理を始めた。
♢♢♢
【ピズファ】 レベル: 28
【ヒューマン】
体力: 100
魔力: 180
筋力: 70
防御: 60
俊敏: 45
器用:90
ポイント: 345
スキル:【生産】 【亜空間収納】
派生: 【生産】
器用補正
高圧縮化
形補正
魔力消費軽減
分解
固定量産化
【亜空間収納】
容量補正+3
無血液破棄
合成血液
吸引
【???】
剣速上昇:2
クリティカル上昇
クリティカル時倍率2.4倍
投擲速度上昇:2
精霊契約(グラキエース: 大精霊,術適正:氷,水)
※契約時、契約開始時に魔力100要求,持続で血を1滴20秒要求
腰の紋章に魔力を込めることで召喚可能。
♢♢♢
「おお!上がってるな」
誰しも、レベルが上がると嬉しがるだろう。レベルアップとは、自分が頑張っただけ、数で表してくれる。
「この子達、川まで運ぶために、筋力よりにするか」
川は、街まで繋がっているやつが近くにあった。そこに行くことにした。
♢♢♢
【ピズファ】 レベル: 28
【ヒューマン】
体力: 750
魔力: 780
筋力: 750
防御: 560
俊敏: 565
器用: 500
ポイント: 0
スキル:【生産】 【亜空間収納】
派生: 【生産】
器用補正
高圧縮化
形補正
魔力消費軽減
分解
固定量産化
【亜空間収納】
容量補正+3
無血液破棄
合成血液
吸引
【???】
剣速上昇:2
クリティカル上昇
クリティカル時倍率2.4倍
投擲速度上昇:2
精霊契約(グラキエース: 大精霊,術適正:氷,水)
※契約時、契約開始時に魔力100要求,持続で血を1滴20秒要求
腰の紋章に魔力を込めることで召喚可能。
♢♢♢
「結構上がったな」
レベル8だったのが、28まで上がっていた。9+10+11+12+13+14+15……=345だ
1ポイントにつき、10ずつ上がっていく。高レベルになるとレベルアップしにくくなるが、その分一気にたくさんもらうことができる。
今のピズは初級者脱退レベルだろう。
「さて、向かうとするか」
もちろん、川である。2人を抱きしめ、川へ向かった。
♢
「失礼します」
今ピズは濡れた布で、2人の体を拭いているところだ。布は、2人にかけた布を濡らして使っている。
2人は産まれたままの姿で地面に仰向けで寝ている。一応女の子なので、一声かけておいた。
「もう綺麗になったかな」
既に3往復している。理由はそれだけ、汚れていたという事だ。髪の毛はアレで固まり、体じゅうがベトベトしてたりする。
「問題は…よかった、大丈夫みたいだな」
その問題とは、腹部下である。外繁殖系の魔物に連れてかれると、だいたいの場合は、繁殖行動をされ、性病にかかり、死ぬ。しかし、稀に、幼すぎる場合、知識があるようで、遊びにしか使わない。そのためたまに処女のまま発見される事もある。…その分他の所を使われるが。
幸いのことに、2人とも、挿れられていないようだ。
もし、挿れられていたら、性病に感染するのを防ぐため、しっかり掻き出して、ポーションを突っ込む必要がある。だが、今回はそれはしなくても良さそうだ。
「メシ、作るか」
やはり、人間だ。お腹が空く。2人もお腹が空いているのではないだろうか。
「お粥でも作ってあげるか」
いつ起きるかわからないので、口移しだろう。片方はもう少しで起きそうな感じがする。寝が入りが多いいから。
【亜空間収納】から魔導コンロを出し、サービスでもらった魔石をセットして、火をつけた。
「おお!いいねぇ」
やはり、新品は気持ちが高ぶる。それから色々、【亜空間収納】から取り出した。
麦に、花菜。
【亜空間収納】から、鍋(大)を取り出し、川から水を取ってきて、魔導コンロに乗せた。
「さて、点火といこうか」
やはり、新品にしてよかった。とってもいい買い物をした。
火をつけ、麦をぶっ込み、花菜を入れ、お粥を作った。
「ちょっと火を止めるの早かったかな」
お粥は、ちょっと水っぽかった。
「まあ、いっか」
料理スキルを持っていればもっと上手になったのだろうか。いつか使ってみたいものだ。
一口食べた。
「あ、忘れてた」
【亜空間収納】から、塩を取り出し、適度にかけた。
「よし、ん〜うまい」
これから自分で作っていくのだ。我ながら上手だなと思いながら食べていた。
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