第11話 狂気の胎動

もうどれくらい殴られ蹴られたのかも判らない、痛い、苦しい?違う?嬉しい?何故か?決まってんじゃん、やっと死ねるからだよ、解放だよ解放!クソッタレで惨めだった生涯から逃げられるんだ、もう誰にも虐められずに済むんだよ!


のぶ「ふへ、ふへ、は、ひ、ひ」


「おい、このおっさん壊れたか?」


瀕死にはなってるはず、だが何故嗤う?そんな空気になった時だった。


のぶ「ふ、ふ、ふ、ふははははは


「あ、単に壊れただけ、いぎぃ

のぶ「ワイはまだ生きてる、いやこっからはもう「俺」だな。おつかれさん」


何したかって?簡単だよ、人格の切り替え虐められ続けた結果の産物が顔出したんだ。


あー、蹲ってる奴?簡単な話だよ、どうせ外道なんだ眼なんて見えなくて良いだろ?ってんで眼に指突っ込んでやっただけ。


にしてもずいぶん身体壊してくれたな?お陰で出れたんだけどな?お礼は目玉ですか?食えねぇよ。


のぶ「おい?まさか痛いとか言わねーよな?」


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温もりを のぶっちぃ @shino2020

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