第48話 狙撃される。
師匠と別れた後に白鞘の
富裕層の
諦めて
「ふ-ん…………。なるほど」
全てを聞き終わった
「狙われたのは僕だからってちょっと冷たくない?」
「だって、先生が何とかしてくれそうだし考えるだけ無駄無駄ー。それじゃおやすみー」
▲△▲△▲△▲△▲△▲
予想通りの展開であった。
僕らは作戦会議と称して立ち寄ったオープンテラスの
「流石に残りの資金だと厳しいな。昨日の倍だぞ」
この件に関しては意識誘導されており正常な状態ではなかったから仕方なしで片付けるには手痛いダメージである。
「子供は労働力としては微妙って事もあって価格が安いから有無を言わさず初等部の子らから優先でいいよね?」
この
だが…………。
「言い方は悪いが現実逃避しちまった
その元武家出身の
あれこれと意見を出し合って纏まったのが、
そのためには個室で一人一人面接する必要があるんだけどね。
軍資金は3人合わせて15万ガルドだったのだが、
▲△▲△▲△▲△▲△▲
「もう疲れたよ…………。
そう言って
それも仕方ないと言える。打ち合わせ後
「仕方ないなー」とぼやきつつ
僕らの後ろには総勢80人に及ぶ初等部のお子様たちがぞろぞろと付いてきている。
「まさかこんなに身請けできるとは思わなかったなー」
振り返りその列を眺める
なぜこうなったのかは僕らにはわからない。ただ突然「子供であれば2500ガルドで譲ります」と言い出したのである。
いくつかの
「なんにしてもこれで初等部のガキ共はみんな帰せるわけだ。理由なんてどうでもいいさ」
そう
考えるのはやめよう。今はこの
注目を集めつつ無事に師匠の邸宅に到着し子供たちを預ける。
不安から泣き出す者もいたけど、
それを見届けたのちに僕らは帰路へと就く。
一休みして
「俺がおぶってやろうか?」
見かねた
いや、もんって…………。
微妙な空気のままもと来た道を三人で歩いていると、前を歩いていた
「さてっと。明日からどうするよ?」
場の空気を変えるためか
一瞬だが殺気を感じた。その瞬間————。
「
僕はそう叫んでいた。
訓練の賜物か瞬時に反応し別々の方向に散った為か被害は出なかった。
だが僕が居た後ろの石壁に
いくら
「
「あいよ!」
僕の意を組んだ
男は次弾装填にもたついていて
そして
男は石畳に叩きつけられるように打倒されそのまま気を失ってしまったようだ。
「これ、どうするよ?」
倒れた時に落としたであろう
「んで、こいつどうするよ?」
再び
「とりあえずこいつは
▲△▲△▲△▲△▲△▲
「そんな!」
僕を襲った男には罪は問えないとの事で釈放されてしまったのだ。
「彼は
犯行現場に残された凶器に罪を問うのか? って事になるそうだ。
そして
ここでいう
「こら、
思案に耽っていると
「あれ?
周囲を見回しても
「私がここまで手を繋いで引っ張ってきたんだよ。
頬を膨らませて怒る
「狙われてたのにぼんやりしてると危ないよ?」
ごめんごめんと謝りつつひとつ用件を忘れていたことを思い出した。
「ごめん。
そう言ってきた道を戻ろうとすると、
「私も行くよ。何かあっても怖いし」
そう言って
「そういえば何をしにいくの?」
「現地人の人員を
誰か募集に応じてくれる人がいいねと話していると————。
「やめてください!」
僕らの平安を破ったのは
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