第24話:灰の目
灰の目だ。彼女の目は綺麗な宝石から灰のかかったくすんだ目になっていた。俺がそれを取り除こうと思って、何度も時間と肌を重ねても灰の目は変わらなかった。何をすれば君は俺のための宝石になってくれるの?
「詩はやりたい事ないの?行きたい場所とか。」
「特にないかな。」
ほら、目がくすんで…何を見てるの?ダラダラと過ごしていたら詩の携帯が鳴った。
「はい。横山です。…え?分かりました。私も探します。」
「どうしたの?」
「こうが居なくなったって。」
「え?」
灰の目には涙がたまり、灰が流されたのか、綺麗な宝石に戻っていた。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます