夢を見る。

 五色の靄が金に縁どられたなびきて、……白桃、桜、藤、紫、黄昏……紅の霞の浪がたなびく。

 辺りはぼんやりとした賑わいに包まれている。祝言の席のようだ。人がたくさん居るようだが、不思議と顔かたちはよく判らない。

 奥の、大きな桜の下に、花嫁が坐っている。幸菱文様の表着に白打掛、結ったみどりの黒髪には角隠し、銀の扇子を小さな手にたずさえている。袷の胸元にはチラリと懐刀……。

 妹のだ。

 僕は花びらの満ちる地面に敷かれた緋毛氈の隅に立ち尽くしてそれを見つめている。ふと、母の姿を無意識に探した。母が見当たらぬ。梅桃桜の化けたような人影がひらひら舞うなかに、母の姿が無い。…いや、居る。妹の後ろに、影のごとく立っている、あれは母である。…春秋の帯をしめている。

 不思議なことに目出度いはずの此の席で、僕の着ているものは墨染の衣であった。気付くと、手には何やら丸いものを握りしめていた。恐る恐る開くと、七宝に桜の帯留。

――あゝ此れを渡さなけりゃ、――

 ことの方へ赴けば、さて、白無垢がいつの間にか、目の醒めるような冴え冴えとした赤の色打掛に変化っている……

――これは。――

 ハッと気付くと、赤い打掛ではなく、白い花嫁衣裳が、真っ赤に染まっているのである。僅か染め残した裳裾の白が、見る間に紅い沼に浸かったようにジワリと緋に呑まれ、…僕は悲鳴をあげて駆け寄った。

 景色がゆらりと陽炎のごとく揺らぎ、花の化けたような出で立ちだった辺りの人影が、知らぬうちに皆見慣れぬ洋装――土と血に汚れた洋装をした男たちに変わっている。軍靴や軍帽は士官學校のものであり、其れを着た男達の顔は皆蒼白く虚ろである。

――桜花。――

 名を呼ばれた。よく知った声であった。

――實近か。――

 僕は必死で叫び返した。辺りの幽鬼の群れのなかに實近の姿を探した。薄雲はすべて不吉に赤い靄に変わって重く立ち込めていた。

――桜花。――

 気づけば周りはすべて桜木である。人柱の転じたような薄紅の向こうには母も妹も見えない。僕は走る。走る。……

 …不意に市会が晴れ、現れたるは――深山の天。爪先が断崖の縁にかかる。……


 飛び起きると、束ね髪はほどけて汗ばむ背に纏わり、夜の冷気が火照った身からみるみる熱を奪って僕は震えた。……障子の向こうの光は青く、未だ夜半であるようである。

 枕元には、實近が士官學校から送ってきた手紙が月光に白々照らされて居た。

 嘆息する。肺腑の奥に未だ赤い靄の名残が凝っている。……


 一八九八年、實近は言葉通り、士官學校航空科に入學した。家を出て寮で暮らすというので、あの高楼は僕ひとりの住まいになった。錦の虫干しや模型の埃を取る作業以外で、あの高楼の天辺の部屋に長居しない生活は新鮮であり、實近が近くに居ない帝都の生活は初めてであった。その代わりのように、僕達は手紙を書いた。僕が故郷に手紙を送るのよりもずっと多く、實近は僕に手紙を送ってきたので、返事をするために自然と筆まめになった。手紙ばかり書いているな、と苦笑したくなった。

 僕は學業に於て極めて優秀と云って差し支えないほどの成績を取っていた。誰とも口を利かず、遊びもせずに文机に齧りついて本と手紙だけを相手にしているのである。これで良い点が取れないと云うなら其れはもうその程度の頭しかないと云うことだろう。……紅桜への入隊を教師が仄めかした時は内心快哉だった。

 加賀の名のままでは金桜には成れない。僕はけれども其れでも心構かまわなかった。母と妹と同じ名を持っていたかった。

 然し、特務機関への推薦を匂わした直後、今度は士官學校を打診された。どちらも帝都では成功者である。百の階段を登りて、泥から這い上がりて錦の間に辿り着けた者である。

 僕はチラリと、士官學校の實近のことを考えた。僕が中學に居るとき、そこから書き送られた彼の手紙を持っていかないことはなかった。


 幸か不幸か今更云いようもないが、實近には大変な飛行の才能があった。非凡なその才は、教官からの手放しの絶賛や彼が獲得してくる実技試験の評価から受け取れた。科のなかではもう一人の飛行の天才、日高千景と併せて隼と鷹だと並び称されているようである。

 僕に書き送られた手紙には、桜花が話してくれた深山を駆けて飛び立つ心算でいると、上手に離昇ができて、風を掴めるのだとあった。

 僕は目を閉じて夢想する。かつての思い出、桜の咲く深山を駆けた先の蒼穹に向けて地を蹴り、其の勇き翼を広げる隼を。

 僕は崖に立ち尽くし、其れを見つめている。

 僕は飛行機に乗ったことはなく、恐らくこの先も乗ることは無いだろう。代わりに、僕は見守るのだ。母の望むような、実をつけた櫻木と成りて。それが、實近と離れた十四歳の僕の目標であった。


 軍隊とは世と隔絶された欧州の生活様式や規範を採用しており、美薗地家は元々西洋式の生活をして居たが、実際入学した生徒の中には洋服の釦の掛け方も判らぬ者も居たようで、また食堂で出たライスカレーに此れは食物かと目を瞠る地方出身者も多く居たらしい。洋行帰りかと訊かれたと實近からの手紙が来た。成る程と思う反面、居留地の外国人との混血と思われる可能性もあり得ると考えた。

 美薗地の血は、夜のように黒い髪と瞳、雪白の膚、西洋人のような身丈と云う形質を顕し、軍装が役者のように映えるだろうことは想像に難くない。智近様の金桜姿の凛々しいことは昔から實近の憧れであった。

 僕は、ちりめん帯を締め直して文机から立ち上がった。背丈が伸び、絣の着物の裾が足りない。…不吉そうな白い足首と、背の中程まで垂れるぬばたまの黒髪。満ち潮のごとく、僕の肉体は美薗地の名を顕し始めていた。

 洋装を主とする美薗地の――まだ当時は珍しい家風に抗うわけではないが、僕と――そして國近様も、和服を好んで着た。

 いつか自分も洋装することになるのかと思うと、すぅっと足元の冷えるような、不思議な心地がした。

 僕は相変わらず、實近の撰んだ着物を着て、學校の誰とも近付くことなく、独りでひたすらに學び…時折、故郷や實近のことを思い出した。驚くべきことに、僕の此れまでの人生に於いて孤独な時に名の浮かぶ者たちはその位しか居なかったのである。僕は席を隣にする生徒の名前すら覚えて居なかった。こんな様子では、周囲の僕への評価は言わずもがなだ。……美薗地の鬼子。

 僕とは対照的に、實近は窓友とよく親交を結び、手紙には屡々僕の知らない名が挙げられるようになった。華族会などで写真を見る家柄の名も幾つか有ることに驚いた。其の中でも必ずと云っていいほど登場するのが、彼の朋友であり好敵手たりえる、日高千景の名であった。

 赤子同然の帝国空軍は、偵察のみならず、一刻も早い編隊の実用化を狙っていた。その為、學生にも実地訓練をやらせて積極的に空を飛ばせていた。既に独逸や仏蘭西では戦闘機や爆撃機の実用に向けて訓練や開発が進んでおり、英國から入る情報によると露西亜も西欧諸国に比べれば劣るものの、着実に空軍を鍛え上げて居るようであった。…

 前にも云ったが、實近は飛ぶことに関して天賦の才があった。兎に角速度が早く、また動きが本物の鳥のように無駄が無かったと云う。

 例えば宙返りするとき、操縦桿を引き続けて綺麗な円弧を描くのが教科書では正しいとされるが、互いの背後を取り合う速度勝負の空戦では其れは致命的遅れである。實近は独断で方向舵を使って回転の際に機体を捻り、螺旋状に降下して魔法のように素早く相手の背後に回り込んだ。相手は宙返りの途中で必ず彼の姿を見失い、気づいたときには背後に附かれ、演習の終了を示す、翼を交互に傾ける仕種を、子供が手を振るような気軽さでやっている。欧州帰りの上官を此れでやり込めた時はやんやの喝采だったようだ。

 然し實近は、凡そ五回目の空戦演習の相手に、同じ戦法で巻き返され、激しい闘いを繰り広げたものの、初の撃墜判定を喰らった――その相手が、何を隠そう日高千景である。日高千景は、過去の實近の対戦相手から宙返りで姿を消す實近のやり方を聴き、独自にエルロン――補助翼のことである――を使ったこの捻りながらの降下方法を編みだし、更に彼なりの操縦桿の引き癖で機体を横に滑らすような飛行によって實近を翻弄したのである。二人はその後、互いの操縦法を伝授しあい、技能の向上に努めたという。

 僕は此の内容を伝える手紙を受け取ってから、しげしげと模型のひとつ――最も新しく、恐らく實近の乗っている機体とよく似たものを持ち上げ、その細かな造作に見入った。小さな小さな操縦桿を小指の爪ほどの風防から覗き見ながら、此れを引く様子を想像してみた。深山で駆けた日々を思い返しながら――。

 この時期の僕は思い出を糧に生きていたように思える。母と、妹と、實近と……かつての孤独で、自由な深山の記憶。

 實近が飛行機に乗り始めて、僕が愈々いよいよ進路について考えねばならぬ時期になった頃、公爵から、士官學校に入ってはくれまいかと幾度も打診され、僕は折れそうになっていた。公爵が末の息子を――夢みがちで、どこかへ飛んでいってしまいそうな純朴な隼を繋ぎ止めておきたい気持ちはよく判ったし、それは僕も同じだった。鳥に綛を付けるのは親心からでもある。

 僕は故郷に手紙を書き送った。普段通りの近況報告の後に、何でもないように追伸、として書いた内容に、妹からの返事は、それが望みならば止めようもないが、女としては、兄や息子が軍人になって戦争で傷つくのは厭だと切々と訴えかけてくるものだった。僕は其れを丁寧に畳み、心中で謝りながらしまいこんだ。必ず、必ずお前たちを不幸にはしまいから、と言い訳のごとく呟きながら。全ては花の為。その後の実の為なのだ。母と妹の為に咲くさくらばなに成らねばならぬのだ。

 僕は未だ迷っていた。軍に入ることは本当に身を立てることに繋がるのだろうか。戰などであっけなく死んでしまえば元も子もない。

今になって、國近様のあの言葉が繁く脳裏をよぎるのだ。

 ――お前のしたいようにしな。

 母と妹の為と生きてきた十四年の人生を振り返り、僕は、加賀桜花は、真実何をどうしたいのだろう、と、生まれて初めて考えるようになっていた。



 實近は、盆と正月にだけ屋敷に帰省した。炎暑の色盛んな陽炎の紗をかけた季節と、昼でも幽かに夜を練り込んだような冷たく澄んだ気の凝る季節。

 僕は月の移ろいを数えて過ごす。七ツの晩と較ぶべくもないほど何時しか時の流れは速くなり、その先に散るまぼろしの幾千の未來の飛沫が見える気がする。……年が倍になると、時の流れも然うなるのであろうか。時おり惚けて眺むる天は遠かった。


 幾度目かの、恐らく一九〇〇と云う人類史千年紀の節目たる年の、真夏の帰省であった。巷では流行病の足疾鬼のごとく駆け巡る、すべての物事の高揚し、酩酊した、何処か宴の幻燈じみた、つめたい陽炎のような夏だった。

 書見の部屋の外に打ち水をした後、木桶と柄杓を持って井戸に向かおうとしたら、薄紫の絽の女中に呼ばれた。聞かずとも判る訪れに僕は母屋の方へ駆け出した。智近様は職務で、國近様は苦しみつつ悪鬼の邪で長らえて、ずぅっと臥せって居た。そんな静かな屋敷の玄関に往時を偲ばせよう可懐なつかしい人が立っていた。

「桜花、久し振りだね」

 あまく微笑む黒い瞳は変わらず――然し佇まいは見違えていて、僕の足を縫い止めた。空軍の隊服のよく似合うことに、驚いたのは僕だけでない。出迎えた公爵も何やら感嘆した風なことを二三云って、實近ははにかんだ。僕は努めて平静を装い、かつて我々の棲みかたる高楼に彼を誘った。實近は大股で僕の隣を歩いた。百段階段を昇る足取りが確りとして跫音の深いこと、百の障子や襖に吸われた。その周りを僕の軽い、子供の裸足の音が附いて回っているようだった。

 彼と僕の暮らして居た頃のまま、白や緋に百の彩のきらきらしい錦の間。高楼の天辺で、僕たちは息を吐いた。全てを地上に置いてきたような気がした――すくなくとも僕は。

 幾つか挨拶を交わすのもそこそこに、僕は實近に模型を見せた。お前の宙返りの技法が可能な機体だ。見つけて磨いたのだぞ、と差し出すと、眇めた瞳でいとおしそうに實近は其れを受け取った。

「桜花は直ぐに返事を呉れるから嬉しいよ。すこぅし、素っけないような気もするのだけどね」

「別に普通だろう。お前は手紙が本当に長いんだ。訓練の内容も機密などあったものではないぞ、實近。

 ――そんなに飛行機が好きか」

「そうだよ、そうだとも。……飛行機というのは凄いね。俺は、出来うる限り新しい模型や研究の内容を仕入れて居る心算だったが、とても追っ附かない。整備するたび乗り心地が変わるんだ――」

 實近は息をついて青青した畳の上に胡座をかいた。青年らしい仕草に少しだけ気を取られた。……僕は以前のように、その向いに正座をした。畳の縁の文様が僕らの間に隔たって居た。次次と模型を手に、細かな複葉の裏なども指差しながら古今東西の空の新たな覇者について語る實近に、僕は身動ぎばかりした。合わせた膝のひかがみに汗をかいた。

「飛行機の話ばかりしないでおくれでないか」

 ふと口から洩れた言葉に僕自身が一番驚いた。僅かに目を瞠る實近に、僕は周章てた。

 僕とて實近程ではないが、飛行機は好きだった。特に、實近が去ってからは、掃除ついでによく模型を眺めて、錦の狭間で文献を讀んで知識を蓄えることに余念が無いはずだった。眉尻を下げて、實近は薄く微笑んだ。「御免ねえ」すまない、謝るな、と僕が手を振ると、實近は昔より何処か…果敢ないような微笑みを浮かべて僕の黒黒と丈の増した髪の旋毛の辺りを撫でた。

「俺は飛行機に乗っていると――桜花のことを思い出すものだから」

「僕も、飛行機を見るとお前を思い出す」

 そう応えて、成る程僕は飛行機を通じて實近を見ていたのかもしれないとふと思った。實近が居るから今、飛行機は要らないと感ずるのだ。そう気付いて――僕は柄になく蹌琅え、憶えず實近に僅かにざり寄った。

「いいよ。話そう。お前の居ない内に機銃やら機関の仕組みを覚えたぞ」

「無理をしなくていいよ」

「無理なものか。……然し文ばかり讀んでいるとどうしても実際はどうだろうと云う気になる」といっても乗る気は無いがな、と冗談めかしたように云うと、實近は不意に黙って二三度瞬いた。

「そうは云うけど、桜花には才があるような気がするよ。……」そういう目をしている、と實近は頤に手を当てて首肯いた。見ぬうちに仕種も大人びて居て、季節を越す毎に樹木の影形を変えるがごとく、彼は変貌しつつあった。……鏡に映したる半身の僕が、丈ばかり伸びて心の変わらぬのと対照するように。

「飛べるものの眼は判るのだよ、桜花。それは青い。西洋人のようというわけではないよ――榛の実のごとく黒けれど、其所には天が在るのだ」

 僕の眼を覗き込んでそう云った實近の、青青した藺草と緋の錦に落つる蔭の、隼が羽根を休めているように見えた――当人の伏し目がちで潤んだ黒い眼は相変わらず夜空のごとく、成る程深き黒の奥にそこはかとない青の匂うような、清しい光を宿していた。その瞳が僕を映して居る。僕は夜空に浮かんで居る……。

「きみがいないとやはり淋しいよ。ねえ、桜花。…我が、半身よ……。

 俺は飛ぶよ。高くまで…すべてを見亘せるところまで……。

 ねえ桜花。俺の桜花。

 ――追っ掛けておいで」

 實近の爪が僕の口脣と、頤を触れて…不意に緩く抱かれた。肩胛骨に密やかに指先の触れる。そのまま、實近は僕の襟元にほんの少し糸切り歯を当てた。小鳥の啄むがごとく。僕が重たい着物の袂を持ち上げてその背に回そうとした途端、隼が飛び立つごとく實近の身体が離れた。月見窓の外で鈴の音がした気がした。

「……長くは居られないのさ」

 國近兄様に逢わなくちゃ、と洋装の裾を閃かせた實近の背が、夏の陽炎に見えた。僕はその背に追い縋った。緩めた襟がずれ、肩口まで露になりそうなのをぐいと實近の身体に抱きつくことで押し留めた。軍服の硬い布地が鎖骨に擦れ熱を持った。

「桜花、」愕いた實近の振り返ろうとする前に、脇の下から回して抱き竦めた双腕に力を込めた。

 まぼろしであるものか。

 常に遠くある、かなしいほどに軽やかな半身を僕は、一時だけでも繋ぎ止めて居たかった。夢でも何時でも見守るばかりの彼を。理由は判らない…自分自身の存在の証左を少しでも疑いたくなかったという幼児の利己の念か、或いは……。或いは、もっと単純な……。

「桜花。……」

 振り返らぬ實近の顔は見えない。唯、其の指先だけが僕の手の甲を伝い、そっと指の間に己の其れを滑り込ませて握った。夏だと云うのに、死人のようにつめたい手をして居た。

 まぼろしかもわからぬ下からの鈴の音が、熱病と死の匂いを運んで、月見窓から僕たちを覗き見ている。

 願うことも出来なかった。やがて實近の手が離れ、やっと僕の熱が移りかけていた指はまた必っとつめたく白く戻るのだろう。鐵の翼のごとく。

 時は止まらぬ。寧ろ其の速度をはやめては、世界を新たな恐ろしい世界へ押し流し、濁流に飲まれるがままの魂を弄ぶ。

 一九〇〇年。僕が帝都へ来て、九年が経っていた。

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