第24話 ラブ米1

「好きです。」

「嫌いです。」

 男子高校生が女子高生に告白をした。しかし、撃沈した。

 告白というものは、男女の大切な行為で、勇気を振り絞って行うものである。

 しかし、この二人には毎日の日課だった。


「ラブ米。」

 ラブコメ。エンターテイメントにすると、ラブ米になった。

 だからといって農業お米大好き女子高生の話ではない。

 でも、おもしろいから、そっち路線もありかも。


「なぜだ!? なぜ俺様の愛の告白を受け入れない!?」

 男子高校生の名前は、渋井ハチ男。お金持ちのお坊ちゃまで、ハンサムで身長も高く、高校でも女子生徒に人気がある。

「私はチャラ男、ヤンキー、ゴミとは付き合いません。」

 女子高校生の名前は、渋井モヤ子。貧乏で、メガネをかけていて、地味な存在である。普通の子にするのか、一層のこと生徒会長にしてしまうのか、悩む。


「ガーン!? クソッ!? 俺になびかないのはおまえだけだ!?」

 渋井ハチ男の日常。彼はお金持ちのお坊ちゃまなので、高校でお金をばら撒く。

「俺はお金持ちだぞ!」

 女子生徒はお金を拾いに群がり、彼に指名されれば服を脱ぐ。

 男子生徒もお金を拾えば、彼のパシリ、ボディーガードになる。

 教師もお金を拾うので、勉強しなくても彼の成績はオール5。


 上記の3行だけでも、実写で良い映像が撮れるイメージが思い浮かぶ。撮影すれば3分にはなるだろう。


「分からない? あなたのそういう所が嫌いなの。」

 渋井モヤ子は、渋井ハチ男の生活と真逆である。

「私、貧乏だからお金に興味ないの。」

 彼女は貧乏な家に生まれた。

 子供のころからの彼女の生活はこうだ。

 お腹が空いても、ご飯が食べれない。まさに餓死寸前。

 欲しいおもちゃも買ってもらえない。物欲を捨てた。

 誰も守ってくれないのでお尻を犬に噛まれる。危うい生命の危機。


 彼女の幼少期。これだけでもおもしろい映像が撮れるだろう。今のアイドル起用しましただけ映画よりは、おもしろいだろう。映画館でファンが爆笑しているのが目に浮かぶ。


「絶対に諦めないからな! 俺は、おまえを彼女にする!」

 彼は欲しいものは、親のお金の力で、なんでも手に入れるタイプのクズ男だった。売春婦女子高生ではない彼女が相手にしないのも納得である。

 彼には召使のジイヤかバアヤが必要である。若しくは執事のイケメンか、メイドのアイドルか。


「あんた! ちょっとハチ男様に気に入られてるからって、生意気よ! ちょっと来な!」

 当然、彼女は学校の女子、ハチ男と援助交際してお金をもらっている女子高生たちを敵に回している。彼女は女を敵に回し、目をつけられている。

「てめえ! 調子に乗ってんじゃねえぞー!」

 彼女は10人ぐらいの女子高生に囲まれて、屋上や体育館の裏に呼び出されるのは日常茶飯事。

「でやあー!」

 調子に乗った女たちが彼女を痛めつけようと殴りかかってくる。

「ギャア!?」

 しかし彼女は相手の攻撃をかわし、速攻で相手の首を手で握り、地面に押し倒す。

「なんだ!? こいつは!?」

 不良グループの女子高生たちが彼女の見た目から想像できない強さに驚き戸惑う。

「お相手します。」

 彼女はメガネを顔から外し手に持つ。

「貧乏! なめんなよ!」

 彼女はメガネを上空に高く投げ捨てる。

「ギャア!?」

「グワァ!?」

 秒殺だった。一瞬で残りの9人を鳩尾パンチ、お股キック、相手のリーダーには目つぶしで視力を奪い倒した。

「自分の身は、自分で守ります。」

 彼女は落下してきたメガネを手で。ナイスキャッチ。

 貧乏な彼女は誰からも助けてもらえなかった。だから、彼女に甘えはなく、貧乏といじめてくるいじめっ子は、再起できなように確実に倒してきた。

 「あ、言うの忘れてました。2度目は殺しますよ。エヘッ。」

 彼女は睨んで殺すと言うと、メガネをかけて不気味に笑って戦場を後にした。


 これはラブコメか?

 彼女の方が印象が強いので恋愛小説か?

 そういう問題ではない。

 ラノベ的に人のいる「異世界ファンタジーを書かないといけない!」で書いているのだが、普通の学園モノも普通に書けるわ。剣と魔法はいらないのか? 一般的に相手にされない「異世界ファンタジー」を捨てるのもありだな。

 気軽に書いて、決めゼリフと戦闘シーンを描けているのは映像的にもOK。自画自賛。これ猫型ロボットや嵐を呼ぶ園児のように同じパターンで日常モノとしても続けて書けるわ。

 ラブ米も書いてみるもんだな。


つづく。

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