第52話
それからの数日間かけ
「弓の持ち方がだめだ。それじゃぁ手をケガするぞ」
「動き先を狙うにはだなぁ」
村長の娘は
「罠はこう作ります。しかける場所は」
「バカ、馬の後ろに立たねぇ。騎士にさなりたいいうのにそんなのも知らんのか」
ただひたすら
「年中剣ふってるとか言ってるくせに体力がねぇな」
「良くサボってるからな。何?知ってるよそんなの、俺は親だぞ」
そうただひたすら
「休みたい?死んでから休め」
「促成栽培だけど、大丈夫かな?」
「まぁ村にでてくるモンスターくらいならどうにかなるんじゃないでしょうか」
猟師の
「俺と山菜取りのおばぁも手伝うから数日くらいなんとかなるよ」
「まぁ、合格ということで」
特訓をした。
「疲れた。やめたい。もう女騎士とか言いませんからお願いします。お父様」
「これからが本番だ。村のために頑張ってくれ」
「そんなぁ」
そして合格。無事本番。本人の意思?小娘の意思が通るほど状況に余裕はない、ということになっている。実際は妥協さえしたら多少の余裕があるが、そんなの説明する義理は大人にはない。面倒な猟、対応してくれる人員などこの村にはいないのだ。
家で剣を振ってるくらいなら世のために働け、というのが村長のお言葉。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます