第36話

「大丈夫か?」

 その次に顔を見せたのは村長。

「なにがあった?」


 この一言で二人は昨日の出来事を解説。具体的な点は省略。


「そいつは、どうもなぁ」

 村長は考える。そんな奴が村の周りにいたとは

「そんなモンスターはこの辺にいますか?」

 Vの質問。

「いやぁ、居ないな。知ってるか?」

 まだ何となくそこにいた元猟師とこの家の家主、つまり沼の住人に聞いた。森の中の話については村長より彼らのほうが詳しい。

「村の周りには居ないな」

「でも俺が子供のころだかにどっかに出てきて騒ぎになりませんでしたか?」

「あれは上のダンジョンからきた迷子だよ。人なんか襲わなかったし数日もしたら巣に帰っていった」

 住人に対しての元猟師の言葉。

「ダンジョン?ダンジョンなんかあるのか?」

 ドーリーが加わる。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る