眠らぬ者の国
見上げれば眩しい星空
ここは眠らぬ者の国
幻想の街の中で
私は一人キミのことを想う
ねえ、恋ってしたことある?
ただの好きには収まらない
好きで好きでたまらない想い
それが恋というもの
したことないのならキミはヨソ者
こっちの国には来られない
私はこの国の住人
眠らぬ者の夜の国
恋しくて ただ恋しくて
どうしようもなくて 眠れない
美しい夜空の静寂が
夢見る街を包み込む
奇跡のようなこの場所でなら
私は何だってできそうな気がしたのに
眠らぬ者の国は儚い国
住人の想いは儚い夢
どんなに私が強く願おうとも
想いは国境を越えられない
私はこの国の住人
抜け出すことのできない
隔絶された孤独の国
私は歌うよ
悲しみの湖の上で
ここで溺れ死んでしまわぬように
力の限り歌い続けて
湖面を眩く輝かす
やがていつかは朝が来る
眠らぬ者の国には
終わりが来る
その時までには国中が
私の想いで満たされる
終焉が訪れるその日まで
私は歌を歌っているよ
夜の国が終わりを告げるその時に
笑顔でキミに会いたいから
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