夜明け

空が赤らみ 夜が明けてゆく

寝ぼけ眼の街を見下ろし

人知れない私の闘いは

虚空に終わり告げる


やわらかな風に乗り

鳥たちの歌が届く

太陽の光に溶け込んだ

希望が世界に澄み渡る


安らぎが

喜びが

そこはかとない

明るさの感情が

疲れた体に癒しを与え

無限の力の源となる


光の湖は美しい幻想に消え

私は青空の下に降り立った

辿り着いたこの地には

キミへの愛が溢れていた


そう、もう恐れることなんてない

待ち望んでいたこの場所で

私はキミに会いにゆく


  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る