忙しすぎる

ねえ

どっち向いてんの

あたしが話しかけてるのにさ

え?

なになに来週レポート提出?

やだやだ

もうもう

今はあたしと一緒なんだよ

そんなのどうでもいーじゃない!


ねえ

なんだか最近

素っ気なくない?

あたしのことあんま

気にしてなくない?

この前もそうよ

グルフェス誘ってたのに

用事できたから

やっぱ友達と行ってきて

ってねえ

ちょっと何よそれ

あたしのウキウキ返してよ!


冷たい君に

いらいら

イライラ

変わらない状況

そわそわ

ソワソワ


彼女が重い 別れたい

ふと電車で耳にした

知らない男子の

冷めた口調

募る不安に 疼く胸

信じられないくらいに

夜が辛くて


夜景の綺麗なレストラン

ロマンチックなここは

これで二回目

ほらこれ

最近あんま会えなくてごめん

突然手渡されたそれは…

ちゃんと

覚えててくれたんだ

今日はあたしの

誕生日


ねえ

課題に試験に就活 卒論

大変だよね

忙しいよね

でもね

それ以上にあたしは

予定がパンパンなのよ

キミへの想いに

忙しすぎるの!


そこんとこ

ちゃんと理解してよね

可愛いカノジョが最優先

恋愛するなら

これ絶対条件

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る