第4話
もう、すべては終わりだと思った。何もかも疲れた。家裁の申し立ても出した。慰謝料でも何でもしようと思いおちついてやろうと決心した。下の子みつきの親権だけはほしいと思っていた。彼女のお父さんに挨拶をしに行った。案の定、例の飲み屋にいた。
何だチミは、何でこんなところにくるんだ、何しに来たんだと言い出した。私はもう疲れたこと。彼女が暴れ、110番でおさえたり子供に暴力暴言を吐いたり、ひどいこと、其れが疲れた事を話した。彼女の面倒、まごのめんどう、この後よろしくお願いします。と話した。彼女のお父さん二男さんは、今まで悪かったな…もうちょっとがんばってくれとか、一言もなかった。マンションを買うときの頭金2百万を出してくれたが、其れは彼女のお酒代、生活等で消えているが、マンションを売って二百万みみをそろえてかえせとか金のことと、自分のこと彼女のこと、まごのことオレが見ると言っていたのに見れないと言い出した。私も彼女の借金のため、三百万くらい立て替えたことを言うが、逆ぎれするくらいだった。
彼女のお父さんが後日呼び出してきた。けど、娘の面倒悪かったなとか、娘を見ると言っていたのに見れないとか、孫の心配とか一切なかった。
すべてが、ばかばかしいと思えた。彼女(かずみ)がかわいそうとも思えた。
ばかばかしいと思え、肩が少し楽になった。
もう一度、家族を見ていこうと思った。肩の力を抜いてのんびりやろう。彼女のお父さんへの金は少しずつためて、どこかで返そう。と決心した。
これから何をしたらいいのか分からない。まともな事をやって、こういう風にすればいいのかなと思っても彼女(かずみ)にはあてはまらない。けど、すべてがばかばかしいと思え、ばかばかしいからこそ、のんびりやっていこう、
もう一度やってみようと思えるようになった。
もう一度やろうと思ったとき ある日の夜。ぼくのまくらもとに一人の女性が現れた。その夢枕に出てきた人はぼくに「ありがとう」とさわやかにつぶやいて、さわやかな暖かい夢の中から、静かにどこかへきえていった。(ぼくは、霊感? 夢枕にていろいろあたる)
もし、ぼくががんばってやっていけば助けてくれる人かもしれない。少しうれしかった。
のんびりやっていこう。腹が立ったり、頭にくることもあったり、なやむこともたくさんあるけれど、たぶんこれからも、…
けど、ばかばかしいから、のんびりやっていこうと思えるようになれた。
いろいろあった、いろいろな事があった、ほんとうにつかれた。このところかずみはアル中と同じくらいひどいお酒が抜けない。むろん精神安定剤も飲んでいるため、拍車をかけている。お酒が入っていなければまとものときは、いい人なんだが、お酒を飲んで暴れて、暴言をはいて、手が付けられない。かずみは下のみつき(長男)に対してきついところがある。長女ありさをひきとり(施設より)落ち着いて一年前、長男(下の子)みつきを施設より引き取った。でもこの一年いろいろあった。みつきはみつきなりに、よくがんばっていた。
わたしも疲れ、別れることを決心した。八王子の家裁に調停を申し立てた。手紙等はすでにかずみが隠していた。
みつきは、つらいと言い出した。ママにたたかれたり、暴言を吐かれたり、おねえちゃんはやさしくなく、少しきつい性格で、あいてにされなかったり、つらかった様子だった。
小学校の先生と児どうそうだん所に相談して、みつきを施設にて、保護してもらうことにした。
私は以前は老人の介護の仕事をしていた。でもやりすぎて、腰を悪くして、何もできることがなく、私は事務仕事ができない、タクシーの免許を取り、タクシーをやりながら、いつも家のことをしたり、みたりしている。仕事を終え、家に帰ると、彼女(かずみ)は酒を飲み始める。2Fで寝ようとすると、2時間くらいすると子供の学校に行ってこい、H・Pに行ってこい、何か作れ、何か何だかとおこされたり、2Fで休んでいると、てめえー この家はお前の家ではないんだ、何で寝ているんだー てめえーの部屋ではないんだといわれ、やすみたくても、やすめなかった。無理矢理寝ようとしたが、ふすまをこわされ、あばれたり、こうふんしたりして、たびたびおまわりさん(110番)にておさえてもらって、彼女をなぐさめてもらった。
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