第3話

ねりまにいたころ、かずみは多重人格かなと思えることもよくあった。

かずみは人格障害。不安神経症、抑鬱を持っている。

不安神経症が一番強いと思われる。何かをため込んで、ばくはつ、そして鬱に入る。そして戻ってくる。

不安神経症は、パニック障害、精神分裂にも似ているが、少し違うかなという物でもある。お酒を大量に飲んでいたこと、薬も管理できず、飲み過ぎていたり、のまなかったり。

自分でらんようしていることもあった。そんな飲み方をするから、記憶が2~3にとんで、あばれることもあってあたりまえだった。

その後、結婚してから、Dr.に頼み、袋の分包にしてもらい、管理できるようにはなった。


出会った頃、ぼくは福祉から離れていて、トラックに乗っていた。世間知らずのおぼっちゃん、冒険して世間の中に今更入り込んでしまった。世間はたいへんだな。公務員の方が楽だと思えた。でも、トラックに乗りがんばろうと重い必死にやっていた。

スーパーの朝~昼の一便二便のルート配送、冷凍のかご車納品、冷凍のゲートトラックである。これは、東京の道をおぼえるのによかった。そのちょっと前、3ヶ月間別のトラック会社にて、納品ミスを起こしクビにはなったが、2つ目のトラックで、ハンドルを覚え東京を覚えることができ、必死にやっていたが、かずみは家に帰ると病的に寝かしてくれなかった。通勤途中、自家用車を居眠りで3回事故(単独)をして、目が覚めハンドルをやめた。一緒にいる間、ハンドルはにぎれない。


免許証もキズだらけ、そしてぼくは警備員(ガードマン)をやり、免許を一時きれいにした。

その後、老人病院につとめやりはじめたら、かずのりが病院に、妨害しに来て、病院を辞めざるをえなかった。行く先もなく、とほうにくれていたとき、新宿2丁目で出会った内田君に身を寄せてもらうことになり、2~3週間助けてもらった。ゆうふくに戻ろうと思ったが、そのとき、かずのりは捕まり、もう一度かずみがやりなおしたいということで、ゆうふくは2日間だけ仕事もせず、かずみの所へもどった。

その後、きよせのとくようで働き福祉に戻り、給料が安定して、かずみと結婚することになった。


いろいろなことがあった。いっぺんに自分の身にドロドロとした。

ひるドラのようなことが自分にふりかえってきた。

結婚するまで2年くらい同棲が続いた。

家族ごっこ。知り合った日に、子供が二人、生まれて 一人は小学二年のなまいきな女の子。一人は2歳の男の子、自分のことをパパと思ってくれている。女の子は生意気だけど、かわいいところもたくさんある。

あっちこち、よくあそびにもいった。たのしかった。

家族はいいなと思えた。

とくように働き始め、結婚して、二人の子を養子縁組して、施設から引き取り、マンションをとくようでのボーナスを頭金にして中古のテラスハウスを買った(庭は4、5畳半ある)1Fは12じょう2Fは6じょう 8じょうある

そのあと、腰を悪くしてタクシー・バスをやることになる。

そのあとまたいろいろあることは想像していなかった。

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