第2話

ぼくは小さいときから、オヤジとオフクロがけんかしないように、いつも、学校から帰るとそうじしたり、せんたくしたり、料理も、いないときは、何でもやっていた。兄貴からは風見鶏とおこられたときもあった。ようするに何でも器用だった。家のこと、オフクロ。オヤジの面倒も家にいるときは大人になってからも少しやっていた。

そんなぼくは、何にもできないかずみと会い、一緒になった。


かずみは水・風をしていたため、普通の女の人より気が強いところがたくさんある。男みたいな性格もあった。お酒を飲むと、よくこうふんしたり、あばれたりすることも今以上にひどかった。

でっかい大五郎のペットボトルを3日で飲みほしていた。

一緒になってから、月に3、4回家から追い出されたり、車の中で寝かされることもあった。

あのころ、精神安定剤が強いのを飲んでいて、酒を飲み、病気的に、記憶が2~3日とぶこともあった。よくわかれず今一緒になったなと思うときもある。


かずみはお金と、男にルーズだった。くせがわるいこともあった。かずみのところに出入りしていたチンピラに金を貸しみつぎ自分は何百万もサラ金で金を借り返済していて、その金を埋めるため、ぼくにカードを作らせ、二百万くらい引き出し、自分の借金に埋めてしまったことがあった。そして、そのあと、ぼくはほうり出された。

かずみは私とチンピラで組んでお前をはめたんだバーカと言い、追い出された。

むろん、ぼくもバカで、しがみついた。このころのかずみは多重人格があると思える症状もあり、まともなときもそうでないときもあった。

その後、引き寄せられたり、追い出されたりはしばらくつづいた。


その後、一緒になってから、かずみは浮気を何度もくり返した。

1人目の男は酒屋トラックのシルビアの兄ちゃんが出てきた。この兄ちゃんは共存できたから良かった。

2人目の男は、池袋の元チーマーのさとし、もともと昔から古いつきあいだったそうだ。

3人目は、いせはろのケーキトラックと、せえじさん。これも古いつきあいだそうだ。

4人目は、2丁目のおかまのひろし。仕事から帰ってきたら、かずみと裸で寝ていた。

ひろしはその後、マーコの男になり、マーコと生活を共にしていた。

その後、最後が、自称公安のがいじのけいじをしていると言っている。サギのかずのり。チンピラ以上、ヤクザ以下、くせがわるい。そのあとあと、かずみとかずのりに暴行を一晩受け、ぼくはかずみと一度は別れた。


そのころ、かずのりは都内で2千万と3千万の詐欺で手配がかかっており、けいさつに尾行されていた。 別れてから、かずのりはオレのセドの3000CC(新型Y32ハイヤー仕様、ブラック、ロングボディ)のセダンブロアームLPGにて、北海道まで逃走して、千歳空港で捕まった。

かずみはもう一度よりをもどしたいというので、元に戻ったが、おまけがあり、ある日の朝、かずみのところに家宅捜査(かずのりの物がないか?)が来た。何にもなかった。

2~3ヶ月、オレとかずみかずのり、一部始終見られていたことに驚いていた。

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