02>はじめのものたち
親愛なるきみへ
・かれらは、ひかりとやみとが、こすれあったところから“ムクムク”とあらわれた。(
・無邪気さと賢さ、それからちょうどよい、ほとんど、うつくしいといってよいほどの臆病さを、かれらは持っている。
・かれらは好いた木や花や草に
・かれらは、ひかりにもやみにも棲んでいる。
・かれらは、“とりかえっこ”を見るのが好き。
・それから、かれらが好むこと、心地よいと感じる日々のことは、わたしたちにもうつくしく映る。(“
とくに、はじめのものたちが“とりかえっこ”に興味があるだなんて知らなかった。(それは恋のおはなしだから、だれでも赤くなって、めったに教えてくれない。)
そろそろ書くところがなくなるので、これにておしまい。一枚じゃ、もの足りなかったかな。
あしたから紙づくりをするから、できあがったら便りをします。それじゃあ、また。
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