第2話 運命と神の声

その時、ケイはベットに寝っ転がっていた。

____運命の人?そんなのいたっけな。

ケイはこの前の神の声を聴き、そのことをずっと考えていた。

「.....................あ。」

そうだ、とケイはベットからむくりと起きた。

___好きだった人なら。

ケイは莉緒の写真を見つめた。

あの時、どこかへ行ってしまった人。

いくら探してもいなかったから、告白はできなかったが。

____そうだ。今からもう一度探せば。

ケイはベットから出て、玄関に向かって歩き出した。



莉緒の場合

「っは~!やっと町についた~~」

弱音をはきながら、どこか泊めてくれそうなところを探す。

「うう~、もう足が痛いよぉ。」

階段のところまできた。

「なんか古い階段だな~どういう階段だ?」

掲示板を莉緒は読んだ。


出会いの階段

昔、あえなくなった人に会えます。


「ふ~ん。」

莉緒は階段を降りようとした。


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