第38話 太陽系内地戦。その15
『空間エントロピー上昇!!敵艦ワープしてきます!』
いきなり聞こえた頭が追いつかない情報。
敵のワープ補助艦は今頃木っ端微塵、宇宙空間で鉄くずとなって漂っている筈だ。
なのに、何故?何故、敵がワープして来れるのか⋯⋯
もしかしてあれは死んだフリ?
それでも主要な機器は全て吹っ飛んでる筈で、膨大なエネルギーがいる恒星系内ワープが出来る筈ない。
何故なのか、やったのに⋯⋯
そればっかりが俺の頭の中でグルグルと回っている。
「ミノル!聞いてるか!?今すぐ戻ってこい!今この
「敵の補助艦は!?ワープして来るってことはまだ残ってるって事ですよ!!俺達が追撃しないと!」
「アホか!燃料も弾薬も
ダミオスさんの言ってる事は正しい。確かにこのままなら絶対燃料も弾薬も俺自身の精神も持ちやしない。ただ、早く敵を倒さないと被害が拡大する。
「ミノルくん!!早く戻ってきなさい!これは艦長及び砲雷長の命令です!」
ペッパーさんの声も聞こえる。
「おい!ミノル!戻れって言われてるぞ!」
ラノンの声も⋯⋯
「くっそ!」
俺は
「了解⋯⋯、『EP-203』に帰艦します」
そう言って俺は自分の唇を強く噛んだ。
★ ★ ★
どうも斑雪です。
今回はめちゃくちゃ短いので早く終わりました。
宇宙空間での操縦ですが、本当の無重力ならば旋回も反転も何でもかんでも出来ます。
ただ、宇宙空間での無重力と言うのは簡単に言えば見かけの力であって、本来は猛スピードで太陽等の星の周りを回っています。
よってこの場合の帰艦はスピードの増減率をどうにかして母艦へ戻るという事であり、もし地上の戦闘機の様な軌道をしてしまいますと猛烈な慣性力に操縦者が晒されてしまいます。
【こっから雑談】
このお話でも最初の方は私の見落とし、設定ミスにより少々間違った描写をしてしまっていますので、その点どうにかしようと今模索中です。
また。このお話は主に私情により1話がかなり短くなってしまっており、それが読者の皆さんにも、かなりのストレスに成っていると思います。
よって『リニューアル?』の様なものをしようと思っています⋯⋯
何時になるかは分かりません!
ただ、したいなーとは思っています!
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