第5話 4つの。
同時に4つの
すぐに地球連合艦隊総司令部に情報は集約され全ての地球連合艦隊に
「して、その
「はい。4点同時にレーダーディスプレイ表示範囲内に入って約10分間、全てが同じ速度18.5km/sで飛行した後、レーダーから消えました。」
「うむ·····」
「全ての艦隊が偵察隊を編成し向かわせましたが、既に跡形もなく消えさっていたそうです。その後はレーダーに一切の変化は見られませんでした。」
「他には·····他には何も無かったのか?」
「はい。現在、これと言った異変は起きておりません。」
「どこの物かは分かっているのか?」
「いいえ、一切不明です。むしろ現れた証拠もレーダー履歴にしか残っていません。」
「4点同時攻撃·····か。」
「まだ、攻撃とは決まっていませんが·····、そう考えて置いた方がいいかも知れません。」
「あの戦争が終わって1年しか経っていないのだがな·····」
「そればっかりは·····宇宙は広いですから。」
「うむ。艦隊警戒度をレベル2からレベル4へ引き上げる。地球連合艦隊、全艦隊は警戒を
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どうも斑雪です。今回はとても短いです笑
サボってる訳では無いですからね!!
さて、今回初めて出てきた(はずの)「警戒を
つまり厳密におこなえって事ですね。
あと、前話で言い忘れていた用語説明がありまして、それは【第三宇宙速度】です。
第三宇宙速度とは地球軌道・地表においてある初速度を与え、地球さらには太陽の重力をも振り切るために必要な速度の事、約 16.7 km/sとされています。
また第一宇宙速度、第二宇宙速度というのもあり。
第一宇宙速度とは、地球において高度を海抜ゼロ(海面もしくは地表すれすれ)とした円軌道の軌道速度の事で、約 7.9 km/sです。
また、第二宇宙速度とは地球の重力を振り切るために必要な、地表における初速度であり。約 11.2 km/sで、第一宇宙速度の √2倍という事になります。
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