第6話 ついにこの日が
彼と街に出かけて 眼の制御を続けたある日
ついに 待ち遠しかった日が
私は言った
「ねぇ みて できてる…よね?」
彼はとても喜んだ顔をして
いつもは買わない 私の好きなジュースを
買ってくれた 密かなお祝いだった
路地裏の家 につき
「出来てたよ!! よく頑張ったな」と
満面な笑みで言ってくれた
私は彼に
「髪切ってもいいかな 久しぶりに」
「もちろん!髪切るところ明日行こうか」
「うん!」
最後にテストをした
彼を見て 眼を使う そして直す
路地裏の外を見て 使わない
クリアした 長かった 1年半経っていた
やっと1歩前に歩けた
彼に追いつく足がまた近づいた
よし 次は眼を使う需要性について
考えなければならない
意味の無いアビリティはないのだから
突き進もう 止まらずに 前を向こう
よし とりあえず
わかることだけ 記録しよう
怒ってる時 赤 何も考えてない 変化なし
悲しい時 青
楽しい時 黄色
好意的な時 ピンク
ここまでが 三人称の時の眼
一人称の時は
私の感情が丸見え
そして 1つわかったことがあった
私の感情を変え みつめた すると
彼が私と同じ感情に変わった
私 人のコントロールが可能だと知った
彼を戻すには私が眼を直すことだ
一日にして すごい情報量だ
彼がデメリットを言った
「感情が高ぶれば直らないと思うんだ
自分を強くもって 気をつけるんだよ」
「確かに 私が直さないと直らないからね
気をつけるよ ありがとう」
あしたは スッキリ 髪を切る
ロングヘアーにしておこう 顔は見せて
細心の注意を払って
明日が楽しみだ 早く寝よう
眼がほんのり ピンクに染った
ability さなぎ @Aoi_sanagi211
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