第3話 成長

そして 月日は流れ

スクスク大きくなる妹

ついには 私より食べるように


その頃から私は家では

「お姉ちゃん」へと一人称が変わりました


イヤイヤ期が始まりました

まだ階段を登れないのに

階段に挑んだり 見てないところで

コケていてギャン泣きしたり

なぜが母親に怒られる日々

多分人生で1番嫌いだったと思います


妹が物心つくと私に罪を

擦り付けるようになりました

怒られることは嫌だと

思うようになったらしいです


親に怒られ泣く時は

いつも私のところに走ってきます

無言で撫でる私に安心したのか

膝の上で寝始める 可愛い子です


学校では 私は「うち」から「自分」へ

一人称が変化しました


私は小さい時から人見知りを

一切せずみんなに話しかける人でしたが


妹はとても人見知りでした

すぐ母親の後ろに隠れて モジモジしてます

「タイプが全然違うね」と

祖母は口癖のように言うのです

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る