第43話残響

千年前女は四国にきた


創らる――死体、死体、死体


そこで、彼女はーーひとりの人間を見つけた


性別などとうに意味がなかった


この実験を続ける彼女には、もう、とうになにもない


殺し――実験し――また殺す、、、ああ、罪深き己の業

だが、そのとき

一人の人間の骨は何度かけても何度かけても再生した


若い人間だったーーそして、何度でも脱走しようとする人間だった


みんなを率いてーー「黄金の骨」をもつ人間


やがて、その人物は――自らの子供や、ほかの子供、老人らに行き神様のようにいわれた


死後――それは、、、何度でも術を賭けられる道具となった

何度でも、--人を出す道具

当然、尊敬していた人は起こったーーそしてはんらんしーー殺された

だが、だが、である


その骨は許されなかった


が、ゆるされなかったらゆるされないなりに、行動を起こそうとした

事実―その人間が、何度でもその術を間近で見た


霊となっても、成仏できない――神となったから

それは、術を盗み――人に伝え、独立を導いた


そして、御三家の最後の一つの創設にも、、、かかわった


皆雲家にはある迷信がある

それは、下部組織をほっといてもたいていーー人間的にはなんとななるというものだ

なぜか、ほっとかれてぐれてもおかしくはないのに、そうならない

下部組織の者たちは口をそろえて言う

「お母さんの加護だと」


下部組織は正しくはーーー上部の命令に従うのだが、

でも、すべてがそうではない

なんで、いままで、数年おきに入れ替わりながらそれでもーー下部はありつづけたのか

「守りしもの」の加護である


だから、今、--の祖人間の骨以外で下部を作る研究が進んでいる


だから、皆雲家は下部が二つある

そして、この事実は、れいいけにも伝わりつつあった


あまりにも人間的で隔離されたーーその下部組織は四国「愛媛」県にあると

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