第25話海風
船に乗り、車から降りーー階段を上がる
そこから、「客席」を通りーー階段のある所まで出る
そこから、階段を上がり――甲板へ
なる、そしてゆっくりと船は進む
「うわ、こんな海見たことない」
同感だ――波がない、、、しかも黒くない
黒いといえば「黒死の弾丸」だが、あんな濁った邪悪な黒さではない
九州の黒潮は、だがなんというか、近くで見ると緑―遠くが青
みたいな海の色は初めてだ
それにしても快適、、、快適、、、、敵がいなかったらだけど
「またお前か」
そこにいたのは、あの刀女と、--そうではない男
だが――見覚えがないわけではない、いや、むしろかなり見覚えがある
「兄貴、、、、」
そこにいたのはーー同門の兄弟子、、、楠田さんである
「「人形遣い」、、、斬る」
ー少年に覆いかぶさる
「ほう」
兄貴は、まず女子供から狙うーーなんでか、弱い奴から斬っていけば、ついで、最後の残るのは強い奴だからだ
兄貴は前にこういってた「、、デザートは、最後に食べるだろあれと同じだ」
だから、--この一瞬の判断がなければ、少年は切られていた
「兄貴悪いですけど、、、少年は関係ない」
「関係なくなど、ないー「その臓器」を持つ限り、、、かかわらざるを得ない」
<兄貴>の獲物は、、、、刀ではない、、、というか、兄貴自体が切っているのではない
兄貴自身の、マントがーー<兄貴の亜空>へつながっていて、そこから
刀使いや銃使いがきったり、うったりするわけだ
銃撃ー癖がわかる
せっかくの景色も楽しむ余裕がないーここにいては、乗客まで巻き込む
「くそっ」
「え、、、きゃあああああああああああ」
少年を抱き―海に飛び込む、、、普通に考えれば自殺行為だが
「頼むぜ少年」
必ず―――兄貴は追ってくる、、、
「そう踏んでいたよ、兄貴は特に入水自殺が見過ごせない人間だもんなぁ」
「少年、壁をけってあのマントに飛び込めるか」
「え、ううん、やってみるよ」
―逆に飛び込む<兄貴の亜空へ>
亜空の中は、兄貴の部屋ーー畳5分の大きさの部屋だ
亜空の中に、3人「刀と銃使いがいる
「少年―これから支持するところに飛んでほしい」
耳打ちする
それは、--違う、、、こそこそ話こそが本命
その前のセリフはブラフ、第2の作戦のな
「死体をベースに作られた人間であり、その動きは―道場、射撃場の訓練」
言い換えれば人並みの特訓
だけれどーーまんとの中という空間のせいで
兄貴に気を取られ――気づかない
そして、兄貴の言葉ーーくせ、それを見抜けなければーー初手で、まず子供や女から失うことになる
だから、兄貴の「人造人間」は正々堂々の一騎打ちをしたことがない
ー種がわかれば、対処は簡単だ
まず、「兄貴のブラフ」は、癖を知ってれば回避できる
そして、兄貴に<亜空>に飛び込んで一騎打ちに持ち込めば
ーーうん、うそ、、、これでもやばい
だが、そういうことでもある
まずーー銃使いのみぞおちに、頭をぶつける
「おぶう」
そのまま、少年はー銃をつかみ、相手の首に両足を賭けると跳ねる
弾む肉体―そのまま、銃使いは壁、床、いたるところにぶつかる
そして、少年が足を外しーーシェイクの最中、乱発し、、、弾切れとなった拳銃を外す
そして、刀使いのーー刀を、、、「予知」人形を使い
「後ろに飛べ」
少年をかわさせる
一回出ようーー遠距離さえ外せば兄貴は怖くない
いや、まて――外にはあの女がいるのではないか
どうやら、刀使いも、、、って
「やれ、少年」
壁をいたるところを飛ぶ、狙いを定めさせないーそして、ゆっくりと近づく主人公
<催眠>--邪魔をする
<心伝心<テレパシー)>で余計なことのみを伝える
「かれーうまいなぁ、あれってなんで作られてんの?」
「そういえばいつも見ている漫画雑誌きょうはかえなかったなあ」
とか、どうでもいいことを考える
そして、少年にゆずる
「やれ、少年」
ー服をつかみ、強引にー回転、投げる
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