第24話少し怖い

まぁ、車で――福岡まで行ってから、フェリーで四国に行く

そういう計画だ

でなければ、10時間かかる、行くだけで


10時間は乗ってる側も運転する側もきつい

誰が車を運転するのかって


「いや、ありがとうございます、先生」


狩人先生であるーーせめてもの情け


学校内でアルバイトをして飯代くらいはある


なんていうか、どことなく―異国感あふれる歌というか、、、リズムといい


なんか、西洋のリズムではないなでも、日本の出もないな


と感じる歌

「先生、なんですかこれ」

「インドの音楽だ」

ーーどおりで、まぁ、たまにはこういう歌もいいかもね


まだ、高速道路は機能しているーー朝だからか、こんなにも異常事態というのに


いや、異常が日常になるぐらいの日数がたったのか


3週間目、それぐらいしたらなれる


とりあえず、朝ご飯はーー休憩場で、れいじは「カレー」少年は「サラダ、と「お稲荷さん」

先生は、「うどん」とばらばら


少年は、生まれて初めての遠出なのかずっと、窓の外を見てるし


先生は運転中は人格がすさむし、特に会話のあるわけでもない車内で、誰に言われるでもなくずっと音楽に耳を楽しませていたわけだが


とりあえず、いまは「熊本」と「福岡」のハザマまで来た

まだ、車には乗るが――その前に


「土産でも買おうぜ」先生の提案でお土産をかうことに


「わぁ、これかおうよ」


まんじゅう

朝さらだとお稲荷さんの少年に比べ、カレーデイが重い(自業自得)


「すいません、あんこ入りの、粒あん―二つください、、いや三つ」


元気だな少年

「まって、お兄さん一緒に行動しよ」


一人お土産コーナーでっも見ていくかとしたところを捕まえられる

「お、おう」


あのね、少年ーーふわふわのお人形さんはね、あの、結構高いんだよ


「え~でも、お人形さん、お兄さんだって持ってる癖にぃ~」

持ってるけども

「いや、あれ俺の場合、日本人形だし」

残念そうに棚に戻す少年ーー「いこっか」


罪悪感を感じるーーだが、アルバイトの料金では買えないんだよ、ごめんね


「あのさ、先生―これからフェリーに乗るって時に」


船が沈没する映画である

「スリルあるだろ」

スリルはありますね――確かに


少年が青ざめてますけどね「船、、、、怖い、、、沈没、、、怖い」


ーーそんなこんなで、「臼杵」に到着ーー先生が船付き場で券を買って


いや、少年がトラウマになってるみたいなんだけど、、、手を握る、れいじ

「安心した」

首を振る少年

「、、、でも、ありがと」

ーーーさぁ、船旅だぜ

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